山本一力の「あかね空」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

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覚書/感想/コメント

★★★★★★★★☆☆

第126回直木三十五賞受賞作品

永吉から見れば親子二代の、おふみから見ればおふみの父母をいれて親子三代の話。そして、本書あかね空ではおふみを中心に物語が進むので、親子三代の物語と考えた方がよいだろう。

さて、本書で語られるのは”家族”である。

親子の間であっても、互いに分かり合えなく、互いにすれ違い、又は勘違いをしてしまうことがある。そして、そのことが誰かが死ぬまで続き、死んだ後も誤解が解けないままであるのなら、恐らく不幸なことだろう。このことをおふみを中心とした人物が様々な形で、語りかけている。

また、おふみの家族それぞれの思いが、それぞれの立場で短くではあるが語られていることによって、話に厚みが加わっているように感じる。

この作品は2007年に映画化されている。映画「あかね空」

https://loungecafe2004.com/movie/2007/04/05-193551

内容/あらすじ/ネタバレ

上方の京からやってきた永吉。深川で豆腐屋をはじめるためにやってきたが、右も左も分からない。そんな永吉とたまたま知り合ったおふみは、永吉の世話を焼く。

おふみの助けもあり、永吉は豆腐屋「京や」を開くが、江戸の豆腐と京の豆腐は固さが違っており、好まれなかった。

しかし、徐々に客も付くようになり、永吉とおふみの二人は夫婦となった。

子宝にも恵まれた夫婦だったが、二人目三人目が生まれる都度、身内に不幸が襲ってきた。

やがて、おふみはそれぞれの子供達に対する接し方が変わってきて、永吉とはそのことが元で喧嘩になった。

子供達も成長し、「京や」も跡継ぎに恵まれ、順風満帆かに見えたが…

本書について

山本一力
あかね空
文春文庫 約四〇〇頁
江戸時代 宝暦十二年(1762)~

登場人物

永吉
おふみ
栄太郎…長男
悟郎…次男
おきみ…長女
源治…おふみの父
おみつ…おふみの母
すみ…悟郎の妻
平田屋庄六…豆腐屋
嘉次郎…豆腐の担ぎ売り
相州屋清兵衛…豆腐屋
おしの…清兵衛の妻
江戸屋秀弥…江戸屋の女将
西周…永代寺の僧
傳蔵…渡世人の親分
政五郎…鳶の親方

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