佐藤雅美の「大君の通貨-幕末「円ドル」戦争」を読んだ感想とあらすじ

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覚書/感想/コメント

★★★★★★☆☆☆☆

新田次郎文学賞受賞作品

徳川幕府の崩壊は、幕末の薩長の活躍があまりにクローズアップされているので、それがために徳川幕府が崩壊したと理解している人も多いと思うが、本書を読めば、半分は自滅したことが分かると思う。

官軍が江戸城に入城したとき、江戸幕府の金庫には金がなかったというのも、頷ける話である。

本書の唯一の難点は、為替レートの換算等が頻繁に出てくることである。

数字が苦手な人には面白くないと思う部分や退屈と感じる部分もあると思うが、数字が苦手でなければ、数字を使った具体的な説明が多用されているので理解しやすいと思う。

内容/あらすじ/ネタバレ

幕府首脳の経済的無知から通貨のレート設定を誤ってしまう。そのため、通貨の大量流出が始まってしまう。

これが、結果的に幕府弱体に拍車をかけることとなる。

本書について

佐藤雅美
大君の通貨
幕末「円ドル」戦争
文春文庫 幕末の騒乱直前

目次

訓令
談判
無視
小判流出
恫喝
露見
十字砲火
報復
終章

登場人物

オールコック
ハリス
ヒュースケン
水野筑後守忠徳
井上信濃守清直
岩瀨肥後守忠震

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