「ゴジラ」のリブート作品です。
ムートー / M.U.T.O.(=Massive Unidentified Terrestrial Organism(未確認巨大陸生生命体)の略)が登場します。
ビジュアルはカマキリのようです。オスのほうが小さく、メスのほうが大きいところも似ています。空を飛ぶというのも似ています。もっとも、メスは飛べないようですが。
それにしても、大惨事です。
怪獣3体が街中で暴れるのです。しかも大都市。高層ビル群が、崩れ落ちていきます。
これを大惨事と言わずに、なんと言うのでしょうか。
2011年3月11日を思い出さずにいられなかった。
映画が地震による原発事故から始まるので、どうしても2011年3月11日を思い出さずにいられませんでした。
そもそも、ゴジラが「核」の設定から切り離せないのですが、ドンピシャの設定には、複雑な思いがあります。
あらすじ/ストーリー/ネタバレ
1999年のフィリピン。
炭鉱の崩落事故を調査するため芹沢博士とグレアム博士ら来ていた。そこで彼らは炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。化石には別の生物の繭が寄生していた。周囲には何かが這い出たような巨大な痕跡が残っていた。
同じ頃、雀路羅(じゃんじら)市。
原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請した。ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かう。
突如謎の大振動に見舞われた。原子炉が暴走。そして、深刻な放射能事故がおきた。
15年後。
ジョーの息子フォードは米海軍に所属していた。妻と息子とサンフランシスコで幸せに暮らしていた。
ある日、父・ジョーが日本で逮捕されたとの知らせを受けた。立入禁止区域に侵入したのだ。ジョーは未だに原発事故の謎に取り憑かれていたのだ。
彼は真相解明のためにはかつての家に残る15年前のデータが必要だとフォードを説得した。データを回収したが、パトロール中の武装集団に捕まり、原発跡地内の研究施設へ連行されてしまう。
施設内には謎の巨大繭があった。研究機関「モナーク」が繭の調査を行っている。
繭の活動が活発化した。モナークは止むなく繭に電撃をあたえ殺そうと試みるが失敗する。
生物は羽化し東へ飛び去る。生物は「ムートー」と名付けられた。
ムートーが羽化したことを知ったゴジラが60年ぶりに地上に姿を現した。
アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていた別の繭。別のムートーが羽化していた。
2体はそれぞれがオス・メスだった。2体は繁殖のために同じ場所を目指している。そこはサンフランシスコ・・・。
映画情報(題名・監督・俳優など)
監督:ギャレス・エドワーズ
原案:デヴィッド・キャラハム
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:
フォード・ブロディ/アーロン・テイラー=ジョンソン
芹沢猪四郎博士/渡辺謙
エル・ブロディ/エリザベス・オルセン
サンドラ・ブロディ/ジュリエット・ビノシュ
ヴィヴィアン・グレアム/サリー・ホーキンス
フォード(少年時代)/CJ・アダムズ
サム・ブロディ/カーソン・ボルデ
ウィリアム・ステンツ司令長官/デヴィッド・ストラザーン
ジョー・ブロディ/ブライアン・クランストン