このアルバム
通常はダンス系統のそれもトランス系に位置づけられるのだろうが、個人的にはポップスアルバムとして聞いている。まぁ、トランスじゃないもんねぇ。
ポップで明るく賑やかなアルバム。天気のいい時に聞くと気持ちいいアルバム。
東南アジア(おそらくタイ)で撮影されたジャケットやジャケット内の写真。バック・ジャケットは釈迦の涅槃像。こうした写真がよく似合うアルバムである。
賑やかなのを象徴するのが2曲目。これほどに賑やかなカーニバルも珍しいかもしれない。
アルバムタイトルとなっている3曲目も明るいナンバー。この3曲目はDavid Bowieの”Memory of a Free Festival”からサンプリング。
ヒットした1曲目もDream Academyの1985年のトップ10ヒット曲”Life in a Northern Town”からサンプリングしている。
10曲目がチルアウトに使える。10分を越えるロングトラックで、使いがいがある。この曲、1曲目のSunchymeのリミックスで、それこそAmbient MixかChill Mixとした方がわかりやすい。
Dario G
1998
Album title : Sunmachine
Label : Warner Music UK
曲目
1 Sunchyme
2 Carnaval de Paris
3 Sunmachine
4 Voices
5 Be My Friend
6 Peaches
7 Malaway
8 Revolution
9 Voices (Acoustic Version)
10 End of the Beginning
アルバムの評価
★★★★★★★☆☆☆
【評価の内訳】3.8
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:-
Bランク:1曲目、4曲目、10曲目
Dario G(ダリオ・ジー)プロフィール:
Dario Gは元々イギリス出身のトリオによるダンス・ミュージック・グループだった。Paul Spencer、Scott Rosser、Stephen Spencerで始めたが、現在でPaul Spenceだけで活動している。ちなみに、二人のSpencerは姻戚関係にない。
1997年にイギリスのシングル・チャートで”Sunchyme”が2位となる。続いて”Carnaval de Paris”が5位となる。1998年のフランスワールドカップに絡んだ曲である。2000年に”Voices”が映画”The Beach”に使われた。
2000年に”Dream To Me”をリリース。ヴォーカルはIngfrid Straumstoyl。この曲はイギリスのシングル・チャートで9位まで登った。その後も立て続けに曲を発表している。