このアルバム
多くの曲がChill Out(チル・アウト)向けにもなる。
このコンピレーションを聴くと、Lounge(ラウンジ)とChill Out(チル・アウト)の垣根が高くないのが分かる。
このコンピレーションは、どちらかといえばChill Out(チル・アウト)に限りなく近いLounge(ラウンジ)だと感じた。
1曲目:ターミナルの中にいる雰囲気の出だし。その後はボッサ・ハウスになるのだが、あまりボッサ、ボッサしていない。スッキリしているので、暑苦しくもなく、ラウンジには好感度の高い曲。
4曲目:しっとりした感じで、大人な音楽。それは、女性ボーカルによるところが大きい。骨太なキックにも負けないボーカル。歌い上げているのではないので、声質が強いのだろう。こういうボーカリストも、こういう系統の音楽には必要だと感じさせる。Serve Chilled 59にも収録。
6曲目:日本人アーティストの中では、おそらくChari Chariの”Aurora”と並ぶくらい多くのコンピレーションに収録されている曲。本人達も知らないコンピレーションもあるだろう。それくらい、多くのコンピレーションに収録されている。
ちなみに、このHibiki Connectionの”Cha-Ka-Too (Sunset Mix)”はREAL IBIZA 7、Cafe del mar DREAMS 3にも収録されている。Lounge(ラウンジ)とChill Out(チル・アウト)の両方のコンピレーションに収録されている事になる。
8曲目:。Serve Chilled 59にも収録。
10曲目:近未来的な感じを出したシンセ。アンビエント系統では珍しくもない音色であり、Chill Out(チル・アウト)系統でも多用される音色であるが、なかなかLounge(ラウンジ)系統では聴かれない音色を使用している。
こういう曲が入ると北欧系という独特の感性を感じる。フランス系やイタリア系のラウンジでは、ほぼ使用されない感じの曲である。イメージとしては北欧家具のシンプルかつスタイリッシュな雰囲気にマッチする曲である。
11曲目:うーむ、この曲を入れたか…。夏を感じてしまい、違和感を感じるのは、既にこの曲を知っているためだろう。ちなみに、このDalminjoの”Departure Lounge”はREAL IBIZA 7に収録されている。これもLounge(ラウンジ)とChill Out(チル・アウト)の両方のコンピレーションに収録されている事になる。
曲目
1 Dalminjo / And She Said (Physics Deep Bossa Mix)
2 Physics / My Love (Solar House Fresh Vocal Mix)
3 Physics / Phused
4 Dalminjo feat. Hilde Drange / Love Affair
5 Jeff Bennett’s Lounge Experience / Wondering If
6 Hibiki Connection / Cha-Ka-Too (Sunset Mix)
7 Dalminjo / Moon & Sun
8 Jeff Bennett’s Lounge Experience feat. Alexandra / Let’s Come Together
9 Misery Boy / Some Nights
10 Martinez / Night Dub
11 Dalminjo / Departure Lounge
12 Jeff Bennett’s Lounge Experience / There Are Many Things
アルバムの評価
★★★★★★☆☆☆☆
【評価の内訳】3.4
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:-
Bランク:1曲目、4曲目、6曲目、10曲目、11曲目