このアルバム
全2作と比較すると、アーティストの数が増え、通常のコンピレーションに近くなっている。
だが、依然として同一アーティストが曲を複数提供している。このため、全2作同様、アルバムとして一定の調和がもたらされている。
ちなみに、Other Sideが2曲目、6曲目、13曲目、High Timeが4曲目、9曲目、Marco IVXとMarco Polo IVXは同一のようであるので、このアーティストが5曲目と8曲目。(Other Sideに関しては、クレジットの記載に不審な点があるが、恐らく同一アーティストだと思われる)
1曲目:女性ボーカルによる落ち着いた感じのラウンジ。題名もSwim Into The Blueとあり、アルバムのタイトルもPoolside Vibeである。どちらからインスピレーションを受けたのかは分からないが、両方の題名にマッチするような曲である。狙ったとしか思えない。
2曲目:透明な海でキラキラした目映い太陽を感じるような透明感のある出だし。その後に続くボーカルはエスニックであるが透明感があり美しい。
3曲目:これには驚いた。ポップスなのだが、こういうラウンジの曲の中に収まっているにも関わらず、アルバムの中でひときわ輝き、極上のポップスとなっている。もちろん曲自体がとても素晴らしいためでもあるが、曲調がガラリと変わることによって、インパクトが数段増しているためもあると思う。ポップスの中に混じっていると、恐らくは”普通にイイ曲”になってしまっていただろうと思う。ポップスもラウンジの中で使い方を考えればとても輝くことを教えてくれる。チルアウトでも同じであろう。
8曲目:ゆっくりとしたピアノの旋律が印象的な一曲。
9曲目:パーカッションの効き具合といい、ギターとフルートの音色といい…ボサです。
10曲目:うってかわってピアノとトランペットの音がジャジーです。8曲目からの展開は基本的でオーソドックスなものであり、安心して聞いていられる。
11曲目:Remember Funkとは良くいったものである。ファンクを忘れるな!!!。そう、今は余り注目されなくなったファンクに対するオマージュとも言える曲。
曲目
Cocktail Nights
2005
Album Title :
“Cocktail NIGHTS Poolside Vibe”
Label : eq music
artist / title
1 Carla Alexandar / Swim Into The Blue
2 Other Side / Fricaut
3 Angel City / Sunrise (Yanou’s Sunset Mix)
4 High Time / Paradise Is Still Alive
5 Marco IVX / Soul Pop
6 Other Side / Sputnik
7 Mediterraneo / Naibori Away
8 Marco Polo IVX / Brush Song
9 High Time / Je Te Reve A’Jamais
10 Andy G & Tobiak / Latin Wave
11 RRSP Project / Remember Funk
12 V. Sousa / Sueno De Amor
13 Other Side / Aquarius
14 Paradise / Spirit of Love
アルバムの評価
★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.0
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.5
Aランク:3曲目
Bランク:1曲目、2曲目、8曲目、9曲目、10曲目、11曲目