このアルバム
Chicaneの久々のアルバム。「Behind the Sun」が2000年にリリースされて以来。
途中、「Saltwater 2003」「Love on the Run」「Don’t Give Up 2004」などのシングルリリースがあったくらい。
本来なら2003年に「Easy to Assemble」というアルバムがリリースされるはずだった。
だが、曲がリークされてしまったりなどのトラブルがあり、リリースされなかった。
幻のアルバムとなってしまったのだ。
その後、レーベルを移籍してリリースしたのがこの「Somersault」
「Far from the Maddening Crowds」「Behind the Sun」で確立されていたChicaneの音楽が、このアルバムではだいぶ変わった。ロック色が強い。
Chicaneの音楽の幅の広さを裏付けるものであるが、前2作とあまりにも違うので、戸惑ってしまった。
同じようなことはBTでも「ESCM」から「Movement in Still Life」のときにも感じた。
だが、同時に、こう思った。
この二人のアーティストは「音楽の幅が広い」のだと。
同じように音楽の幅が広いアーティストにMobyがいる。
さて、このアルバムからには「Stoned in Love (featuring Tom Jones)」「Come Tomorrow」の2つのシングルが収録された。
また、「Arizona」「Spirit」が幻のアルバム「Easy to Assemble」からの収録。
1曲目の「Stoned In Love」、4曲目の「Nothing」、9曲目の「Way I’m Feelin’」がイイ。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Chicane
Somersault
(2009)
- Stoned In Love (featuring Tom Jones)
- U R Always
- Come Tomorrow
- Nothing
- Arizona
- Spirit (featuring Jewel)
- Far Away from You
- Turning Corners
- Way I’m Feelin’
- Time of Your Life
アルバムの評価
★★★★★★★☆☆☆
【評価の内訳】3.8
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:-
Bランク:1曲目、4曲目、9曲目