
(映画)椿三十郎(1962年)の考察と感想とあらすじは?
重厚で凄みと渋みのある三船敏郎と、カミソリのように眼光鋭い敵役の仲代達矢。緊張感の張りつめた展開がテンポよく続くなか、張りつめた空気を一挙に解放してくれるのが城代家老夫人の入江たか子と娘の千鳥の親子。
重厚で凄みと渋みのある三船敏郎と、カミソリのように眼光鋭い敵役の仲代達矢。緊張感の張りつめた展開がテンポよく続くなか、張りつめた空気を一挙に解放してくれるのが城代家老夫人の入江たか子と娘の千鳥の親子。
フランスはヘンリー5世を戴くイギリスと英仏百年戦争のまっただ中にあった。ブルゴーニュ派がイギリスと組んで内戦状態にあり、まさに滅亡寸前であり、この状況を救えるのは奇跡だけだった・・・。
大ざっぱに言えば、権力闘争に敗れたものが、どん底からはい上がり、かつての政敵と対決する物語。少し正確に言うと、権力闘争は行われていない。一方の策略によって、もう一方が敵対する意思すらないのに蹴落されるというもの。
中国の最後の皇帝溥儀の波乱に満ちた生涯を描く。すでに皇帝の地位から追われ、日本軍に協力した罪で戦犯として扱われる溥儀の姿から始まる。そして、尋問を受けながら、かつての在りし日を回想する。
山本一力の直木賞受賞作「あかね空」の映画化。江戸の深川を舞台にし、京からやってきた豆腐職人とそれを支える妻の波瀾万丈の人生、そして子供たちとの家族愛を綴る映画である。
司馬遼太郎の直木賞受賞作品「梟の城」の映画化。葛籠重蔵や風間五平といった超のつくメインどころの扱いは原作と同じだが、原作に比して扱いが軽くなっている感じがするのが黒阿弥や摩利支天洞玄ら。
原作は、吉村貫一郎が大坂にある盛岡藩の蔵屋敷に瀕死の状態でたどり着いてから始まる。その後、切腹するまでの間の貫一郎の心境を綴ったものを、あいだあいだに挟みながら、様々な人間による吉村貫一郎の思い出話が続くという筋立てになっている。
大規模な合戦シーンは、昨今の映画には珍しく人を使って撮影している。馬もサラ系の長身ではなく、サラ系に比べて小さなモンゴルの馬を使っているのは良心的といえる。
主人公・革離の属する墨家は中国戦国時代の諸子百家の一つで兼愛、非攻、尚賢、尚同、節用、節葬、非命、非楽、天志、明鬼を主にした思想集団である。
故・黒澤明監督が山本周五郎の短編をもとに書いた遺稿を、黒澤組のスタッフたちが映画化。堅苦しくなく、見終わった後に爽快な気分になれる良質の時代劇。ユーモラスでさえある。
第二次大戦中、脱出絶対不可能とうたわれたドイツの捕虜収容所から、250名の連合軍捕虜が大量脱走したという実話の映画化。原作は当時英空軍スピットファイヤー・パイロットで、実際にこの大仕事に参加していたポール・ブリックヒル。
ユーゲンシュティール。フランスではアールヌーヴォーと呼ばれる芸術運動。その代表的な画家の一人で、19世紀末から20世紀初頭にウィーンで活躍したグスタフ・クリムト。そのクリムトを題材にした映画であり、クリムトの「伝記映画」ではない。
「トリスタンとイゾルデ」は、1500年前にケルトの伝説として誕生、吟遊詩人らによってヨーロッパ中に広められ、宮廷詩やアーサー王伝説の一部として語り継がれていった悲恋物語。
本作は元々、劇団☆新感線の「いのうえ歌舞伎」と呼ばれるシリーズの演目名で、サブタイトルまで含めた正式な名称は「阿修羅城の瞳 BLOOD GETS IN YOUR EYES」。
世界最大最古の歴史叙事詩、ホメロスの「イリアス」を映画化した作品。神話を描いた作品らしく映像は美しいものに仕上がっている。 すべては神話の中の話だが、描かれているのは、生身の人間たちの愛憎であり名誉である。
全20巻からなるパトリック・オブライアンの世界的ベストセラー海洋歴史冒険小説、"オーブリー&マチュリン"シリーズから第10作目『南太平洋、波瀾の追撃戦』を軸に映画化。
およそ600年前の1375年、高麗は明との友好関係を築くため、使節団を4回派遣し、内の3つの使節団は、投獄後、帰郷。残りの1つの使節団は、高麗に戻った記録はないという。こうした歴史的真実をもとに、その消えた使節団をモチーフにした作品である。
岡田准一主演による、剣の腕がからきしダメな侍の仇討ちを描いたコメディタッチの時代劇。なんと言っても、この映画はラスト・シーンにすべてが凝縮されていると思う。
「西遊記」で馴染みの玄奘三蔵をモチーフにした映画である。とはいっても、孫悟空も猪八戒も沙悟浄も登場しない。代わりに、玄奘三蔵を彷彿させる覚慧という若い坊様と、その護衛達の物語である。