映画「おとなのけんか」(2011年)の観賞備忘録(感想とあらすじと情報を添えて)

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感想/コメント

ロマン・ポランスキー監督が、ヤスミナ・レザの大ヒット舞台劇を映画化しました。

出演はジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーの4人だけです。

ヤスミナ・レザによる戯曲「大人は、かく戦えり」(原題:Le Dieu du carnage、英題:God of Carnage)をベースに、レザ自身とロマン・ポランスキーが脚本を書きました。

とりすました良識ある大人の会話から、本音ベースの会話へ移っていくさまが見ものです。後半、酒が入ったところから、さらに状況がエスカレートします。

途中、それぞれが大切にしているものが汚されたり、放り投げられたりしていきます。その時の本人の落胆ぶりも見ものです。

ロマン・ポランスキー監督作品

幅広いジャンルの映画を撮る巨匠で、作品も多くあります。

  • タンスと二人の男(1958年)
  • 水の中のナイフ(1962年)
  • 世界詐欺物語(1964年)
  • 反撥(1965年)
  • 袋小路(1966年)
  • 吸血鬼(1967年)
  • ローズマリーの赤ちゃん(1968年)
  • マクベス(1971年)
  • ポランスキーの 欲望の館(1972年)
  • チャイナタウン(1974年)
  • テナント/恐怖を借りた男(1976年)
  • テス(1979年)
  • ポランスキーの パイレーツ(1986年)
  • フランティック(1988年)
  • 赤い航路(1992年)
  • 死と処女(1994年)
  • ナインスゲート(1999年)
  • 戦場のピアニスト(2002年)
  • オリバー・ツイスト(2005年)
  • それぞれのシネマ(2007年)
  • ゴーストライター(2010年)
  • おとなのけんか(2011年) 本作
  • 毛皮のヴィーナス(2013年)
  • 告白小説、その結末(2017年)
  • J’accuse (2019年)

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

11歳のザカリー・カウワンはブルックリンの公園で同級生のイーサン・ロングストリートを棒で殴り、前歯を折る怪我を負わせる。

こどもの喧嘩の後始末をするために、「被害者」の親であるロングストリート夫妻は、「加害者」の親であるカウワン夫妻を自宅マンションに招く。

リベラルな作家であるペネロピ、金物商を営むマイケルのロングストリート夫妻。ペネロピはアフリカの事情に詳しく本を執筆中。ロングストリート夫妻は良識ある家庭を築いていることを強調する。

そして投資ブローカーの仕事をするナンシーと、製薬会社をクライアントにするやり手の弁護士アランのカウワン夫妻。カウワン夫妻は地位と裕福さを匂わす。

当初、友好的に「子どものけんか」を解決しようとする。だが、会話を重ねるにしたがい険悪な雰囲気になっていく。

カウワン夫妻は、下手にでつつも最低限のことしか認めず、方や「心からの謝罪」にこだわる。アランは携帯をはなさず、話し合いの中でも仕事の指示を出し続ける。

そうしている中、ナンシーの気分が悪くなり、ついに嘔吐してしまう。汚物にまみれる居間。

そこから事態は、あらぬ方向に。
お互いに本音むき出しの罵り合いが始まる。

子供達の対立が、家同士、個人の主義主張、男対女、夫婦間の亀裂にまで。
教養ある取り澄ましたカップルから、さまざまな憎悪が噴き出していく…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

おとなのけんか
(2011年)

監督:ロマン・ポランスキー
製作:サイド・ベン・サイド
原作戯曲:ヤスミナ・レザ
脚本:ヤスミナ・レザ、ロマン・ポランスキー
音楽:アレクサンドル・デスプラ

出演:
ペネロペ・ロングストリート/ジョディ・フォスター
ナンシー・カウアン/ケイト・ウィンスレット
アラン・カウアン/クリストフ・ヴァルツ
マイケル・ロングストリート/ジョン・C・ライリー

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