このアルバム
カフェ・デル・マー(Cafe del Mar)の第2弾の紹介です。
全体的には1作目と似た雰囲気です。
アルバムの始まりから終わりまで流れができあがっている点は、さすがです。
よくもまーいろんなジャンルから音を引っ張ってくるもんだと感心します。
chilloutの深さと広がりを認識させられる1枚です。
曲の感想
1曲目:Silent PoetsのMoment Scale (Dubmaster X Remix)。
日本人のユニットSilent Poets。
このアルバムの中で一番好きな曲です。
なんでしょうか、この穏やかな感じは。
ゆったりとしたDubのリズムに、ピアノのミニマルな旋律が映えます。
4曲目:A Man Called AdamrのEaster Song。
chill outの古典的名曲です。
南の小さな島の楽園で、スコールが降ったあとに空がパァッと開けた時のような清々しい感じがします。
それをボーカルの印象的な声がさらに清々しくしてくれます。
5曲目:Paco De LuciaのEntre Dos Aguas。
フラメンコギターがスペインの南部のギラギラした太陽とカラッとした空気を運んでくれます。
そうそう、Cafe del MarのあるIbiza島はスペイン領でした。
7曲目:Jose PadillaのSabor De Verano。
コンパイラーのJose Padillaの曲。
Cafe del Mar 1に収録されている曲の感じとは全然異なります。
この曲は、これからのJose Padillaの曲に共通する部分をもっています。
9曲目:Mark’s & Henry’sの(The Making of…)Jill。
このアルバム中最もキラキラしてきれいな一曲です。
出だしはいたって普通な感じなのですが、途中から入るシンセの音色がスワロフスキーのクリスタルのように輝きを放つのです。
10曲目:RampのEverybody Loves The Sunchine。
オリジナルはRoy Ayersが1976年にリリースしたものです。
オリジナルはIbiza the Sunset sessionsに収録されています。
Café del Mar 23にFlo Morrissey & Matthew E. Whiteによるバージョンが収録されています。
13曲目:Sabres Of ParadiseのHaunted Dancehall。
ピアノの静かな出だしが、やがてはストリングスの力強い旋律に取って代わられ、そしてそのストリングスがまるでオーケストラのように重なり合っていきます。
Andrew Weatherallの別名義によるこの曲は、このアルバムの中で異彩を放つ名曲であるばかりでなく、広い意味でも名曲といえます。
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※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Cafe del mar dos
1995年
compiled by Jose Padilla
label : REACT
Artist / titile
1 Silent Poets / Moment Scale (Dubmaster X Remix)
2 Psychedelic Research Lab / Tarenah (Chill Mix)
3 D’Note / D’Votion
4 A Man Called Adam with Eddie Parker / Easter Song
5 Paco De Lucia / Entre Dos Aguas
6 Marc Antoine / Unity
7 Jose Padilla / Sabor De Verano (The Way Out West Mix)
8 Salt Tank / Sargasso Sea
9 Mark’s & Henry’s / (The Making of…)Jill
10 Ramp / Everybody Loves The Sunchine
11 Deadbeats / Feel Good
12 The Metaluna Mutant / Blinky Blue Eyed Sunrise
13 Sabres Of Paradise / Haunted Dancehall
アーティストの紹介
José Padilla(ホセ・パディーヤ)
シリーズの前・後、同年
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同じ年の別シリーズ
・なし
1995年の他のアルバム