Buddha Bar 3の鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

この記事は約6分で読めます。

このアルバム

Buddha Bar(ブッダ・バー)の第3弾。

DJがRavinへ変更。Claude Challeの系統に近いが選曲傾向が若干異なる。Claude Challeがベテランらしい選曲なのに対してRavinは繊細な選曲が持ち味のようだ。

つながりの中で前後の曲の雰囲気や余韻を打ち消すことなく、同系列で静かに展開させていくのがRavin流だ。

エキセントリックな展開よりも、アルバム全体の印象を考えた上で、構成を上手くまとめていく才能に長けているようだ。そのアルバム全体の印象だが、繊細なワールドミュージック/クロスオーバーミュージックとでもいうべきものになっている。

*最初にリリースされたバージョンと曲が幾つか変わっているようだ。ここで扱っているのは、新しいバージョンのアルバムである。

Disc1

1曲目:繊細な美しい弦楽器の調べからスタート。こうした始まり方がRavin最大の特徴ともいえるだろう。

2曲目:題名は”黄金の蓮”になるのだろうか?東洋的な曲。ちなみに、この曲は日本のポニー・キャニオンから出ているらしい。何かのTVに使われたのだろうか。

4曲目:オリエンタルな曲。これに東洋的な弦楽器が使われており、一風変わった曲となっている。

5曲目:クラシックな曲。オペラ歌手が歌っているのだろうか。だが、西洋風のクラシックというよりは、他の音楽の影響を受けたクラシックといった感じだ。

6曲目:こんどは、ネイティブ・アメリカン。こうした民俗の音楽を越えて選曲できるのは、DJとしての音楽に対する幅の広さをうかがわせる。凄いDJだ。

8曲目:クラシック・ギターとバイオリン。そこから奏でられるタンゴのリズム。シューベルトの曲が下地になっている。シューベルトの曲もこうして編曲されると面白いものだ。

9曲目:”目に見えない映画”。もしくは”霊界の映画”とも訳せる。いずれにせよ、神秘的な感じがある。草原が目の前に広がる感じの曲である。

10曲目:インディな雰囲気。軽快さと清々しさの入り交じった曲。晴天の下で聞くととても気持ちのよい曲だろう。このDisc1のハイライトといってよい。

11曲目:同じくインド系の曲。前の曲を否定しない展開は、聞いていて安心できる。

14曲目:”聖式の涅槃”??といわれてもさっぱりイメージが湧かない題名。曲はといえば、東洋的なDeleriumといったところか。Deleriumが好きなら、聞いてみる価値はあるかもしれない。

Disc2

1曲目:アコーディオンの音色が、なんとなくフランスらしい。

2曲目:スーフィズムはイスラームの神秘主義をさす。文字通りイスラームの雰囲気がたっぷりの一曲。

3曲目:有名なドイツのテクノ・アーティストである、御大トーマス・シューマッハー。一体どういう曲をと思っていたら、こういう曲も作っていたのね。基本はテクノだが、オリエンタルなメロディラインをのっけている。

4曲目:ノイジーな出だしで、一瞬ビッグビート系の展開になるのかと思ったがちがった。オリエンタルなハード・ハウスといったところか。前までの力強い印象を上手く緩衝してくれている。

6曲目:ブレイクビーツ風のイスラミックな曲。

7曲目:中盤から曲の印象が変わってくる。前半はインディな感じだが、中盤以降は爽やかな印象にかわり、ジプシーっぽさがスパイスがわりに散りばめられている。

10曲目:オリエンタルな雰囲気と西洋的な部分が上手くミックスされている。Deep Forestよりも、一層クラブ寄りだが、Deep Forestが好きな人にはいいかもしれない。

12曲目:日本太鼓グループ鼓童の曲。昔は、和太鼓の音は西洋人には気味の悪く聞こえたらしいが、最近はそうでもなくなってきたのだろうか。

シリーズ一覧へ

Buddha Bar シリーズのリスト・一覧
パリに始まったBuddha Bar(ブッダ・バー)。いまや、世界中に広がっている。シリーズが複雑でわかりにくいためリスト化しました。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

曲目

BuddhaBar3
Buddha Bar
2001
Buddha Bar 3
compiled by : Ravin
label : George V

Buddha BarをAmazonで探す

DISC1
Artist / titile
1 Nicos / Secret Love
2 Asiabeat / Golden Lotus
3 Yorgos Kazantzis / Sorocos
4 Karunesh / Solitude
5 Platon Andritsakis / Via Pajuta III
6 Tulku / Spiral Dance
7 Cellar 55 / Close To Home
8 Gustavo Montesano & Royal Philharmonic Orquestra / Tango Serenata
9 Adrian Enescu / Invisible Movie part I
10 Deepak Ram / A Night In Lenasia
11 Nitin Sawhney / Mausam
12 Frederick Rousseau / Danya
13 Eden / Mavis
14 Oliver Shanti & Friends / Sacral Nirvana
15 Jesse Cook / On Walks The Night

DISC2
Artist / titile
1 Gotan Project / Triptico
2 Zeb / Sufism
3 Thomas Schumacher / Jara
4 Freeman / My Dear Masters
5 Ekova / Starlight In Daden (Aurora Remix)
6 MIDIval PunditZ featuring Kailash Kher / Ali
7 Ravi Prassad / Indian Gypsy
8 Hasan Cihat Orter / Flirting Shadows
9 Anna Vissi / Den Me Agapas
10 Nacho Sotomayor / Don’t Do Anything
11 Badmarsh & Shri / Sitar Ritual
12 Kodo / Strobe’s Nanafushi (Satori Mix)
13 Livin’in The Ghetto featuring Moktar / Arabian Song (Da Ghetto Fuckiro Club)

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.3
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:
 Disc1:10曲目
 Disc2:-
Bランク:
 Disc1:1曲目、4曲目、6曲目、9曲目、11曲目
 Disc2:7曲目、10曲目

コンパイラーの紹介

Ravin(ラヴィン):チルアウト/ラウンジ界の巨匠でBuddha Bar(ブッダ・バー)のレジデントDJ
プロフィール Ravin(ラヴィン)は1966年、インド洋に浮かぶモーリシャス島に生まれる。 フランスに移り住み、DJとして有名なパリのクラブ「THE REX」で活動する。 「LE BAY」のLaurent MEU...
タイトルとURLをコピーしました