記事内に広告が含まれています

Bambuddha Grove volume1の鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(おススメアルバム)

この記事は約3分で読めます。

このアルバム

コンピレーションではなく、ミックスCDである。

これはLoungeである、と言い切るのは少し危険かも知れない。かといってChill Outとは違う。新しいスタイルに発展する可能性を秘めたミックスCDである。

また、曲の傾向としては、よりオリエンタルでエキゾチックな感じの曲が多く含まれている。わかる人のためだけにイメージを一言で言うと、初期の頃のCafe del Marの感じに近い。

1曲目:猿の鳴き声(?)と鳥のさえずり…熱帯雨林をイメージさせる始まり方である。陽気に始まるのかと思いきや、すぐにうってかわって気怠い感じの音楽が始まる。

しかし、この気怠さが何とも気持ちがよいのである。室内のラウンジというよりは、夕涼みをしながら屋外で聞くラウンジが始まるのを期待させてくれる。

5曲目:若干変則的なリズムだが、リズムを刻んでいるのがパーカッションが中心であるため、それほど耳に違和感がない。この曲で、前半の気怠く重い感じから少し明るさが見えてくる。こういう展開の仕方はとてもよい。

6曲目:ボッサ風の軽~い曲。というよりも、前半の気怠く重いから一気に解き放たれるので、ふわふわした印象を受けるかも知れない。

12曲目:Chill Outの大御所Jose Padillaの曲。ファースト・アルバム「Souvenir」に収録されている。ただし、アルバムの方はボーカルバージョンである。Bambuddha Groveに収録されているのはボーカルなしのバージョン。

14曲目:軽い感じであるが、ジャジーな感じでもある。ピアノとパーカッションの奏でるメロディーは、室内で聴くよりも、夕涼みをしながら屋外で聞く方がマッチするだろう。

6曲目と10曲目のSol Projectの曲に、コンパイラーのM.O.C. Paoliが関わっている。また、6曲目にはサンプルとして屋敷豪太(Simply Red等に参加)が使われている。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目

“Bambuddha Grove volume1”
2001
compiled by
M.O.C. Paoli
label : Mole Listening Pearl

Bambuddha GroveをAmazonで探す

artist / title
1 Lemongrass / Passengers
2 Yonderboi / Rides On The Storm (Pink Solidism)
3 Deep Dive Corp / Summertime (Sweat Mix)
4 Zen-Men / Tlalok
5 De-Phazz / Squeeze The Trigger
6 Sol Project / ? Que Pasa Con Tu Corazon ?
7 De-Phazz / Cafe Coca
8 Up Bustle & Out / Coca Conga
9 Lahr / Lyrical Amusement
10 Sol Project / El Vlielo De La Gaviota
11 Marcel / On The Beach (Chaser Remix)
12 José Padilla / Bossa Rosa
13 Soulstance / Theme From Abbadesse S Street
14 Patrik Heischrek / Secrets

アルバムの評価

★★★★★★★★☆☆
【評価の内訳】4.4
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.4
Aランク:-
Bランク:1曲目、5曲目、6曲目、11曲目、12曲目、13曲目

2001年の他のアルバム

REAL IBIZA 4(2001年)の紹介と感想
REAL IBIZA(リアル・イビサ)の第4弾。超おススメアルバムです。コンパイラーがPhil Mison, James Horrocks & Thomas Foleyに変更しました。
Jose Padilla / Navigator(2001年)の紹介と感想
前作と比べると曲調のバリエーションが広がっている感じです。前作同様のもあれば、より軽やかな曲、深い印象を与える曲...。バラエティに富んでいる分、Chill Outになじみのなかった人にも聞きやすくなった感じです。
Lighthouse Family / Whatever Gets You Through The Day(2001年)の紹介と感想
このアルバム ファーストアルバムから一貫した作り込みが丁寧なアルバムです。職人的な気質すら感じます。 こういう作り込みをするアーティストはクラブ系のアーティストに見られる傾向ですが、やはりある程度の影響を受けているようです。 クレジットの作...
Cafe del Mar 8 (2001年)の紹介と感想
本作は"本当の意味"でのcafe del marではない。というのも、コンパイラーがMANIFESTOのA&Rの2人だからである。レジデントDJのBRUNOがコンパイルしたわけではない。
Traveler 1の鑑賞録(2001年)の紹介と感想
このアルバム 1枚のアルバムで世界各国の音楽を新しく解釈した音楽に出会えます。 題名の通りTravelerの名にふさわしいコンピレーションです。 3曲目:スーコ・ワンオースリーと読みます。オランダを拠点に活動するエレクトロニック・ブラジリア...
タイトルとURLをコピーしました