このアルバム
現代的なソフト上の処理とウガンダでカリンバと呼ばれる親指ピアノとを融合させた作品。
アフリカの南東部の音楽、アシッド・ジャズなどの影響を受けている。アフリカの中でも亜熱帯に属し、リゾート地になりそうな地域の音楽の影響もあり、リゾート気分ばっちり。
ボーっとしたいときなどに、たまに聴きたくなるアルバムの一枚として重宝している。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Another Fine Day
2000
Album title
“Salvage”
Label : Six Degrees Records
1 Scarborough Fair
2 Twisted Standards
3 Cutting Branches
4 Lost in Space
5 Two Kalimbas and a Synth
6 Urban Fox
7 In 5
8 Irish in China
9 Malcolm’s Loop
1曲目は、イギリスのトラディショナルな曲からスタートする。サイモン&ガーファンクルが同曲を歌っており、他にも色んな風にアレンジされている曲なので、一度くらいは聞いたことがあるはず。同曲はSix Degreesの”Traveler ’01“に別リミックスが収録されている。
7曲目はアラブ風にしたとのことであるが…、そう言われてみればそう聞こえるという程度であり、アラブ風というのにはちょっと…。そもそもアルバムが全体的にアフリカテイストかと言われれば、何も知らないで聞けば、東南アジア風に聞こえてしまう。でも、そういうことを気にしなければ、”エスニック”若しくは”トライバル”な感じのアルバムとしてなかなかの出来。
さて、Chill Outとの絡みで行けば、使い勝手はあるアルバムだと思う。この系統の音は挟み込むのが難しいかも知れないが、アフリカ風でまとめるよりは、アジア風の中にはめ込んで持って行く方が良い感じ。