(映画)イーオン・フラックス(2005年)の感想とあらすじは?

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それなりに期待させてくれますし、途中までは楽しいSFです。

意外な設定もあり、それこそ手足が両方とも「手」という改造人間などの登場も今までありそうでなかっただけに良かったです。

都市の描き方も、まぁ、未来らしい都市でしたし、なりよりも通信手段がカプセルを飲むことによって行われるというのも斬新で良かったです。

このカプセルを飲んで通信を行えるようになるというのは(一種のテレパシーなのですが)、もしかしたら、人類の未来の中で実際に起きることなのかも知れません。

なにせ、人類は今まで想像してきた事を次々と現実のものにしてきています。

海底2万里で知られるSF作家のジュール・ガブリエル・ヴェルヌが「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と言ったとされますが、この映画を見てふと、これもそうなるのではないかと思いました。

途中までは楽しかったSFですが、終盤からラストにかけては頂けません。

どうも、この年の周辺に製作されたSFは終わりが良くないように思います。

とにかくチャチなのです。

本作の場合、ラストに外界との壁が取り払われて、人類が新たな一歩を踏み出すというシーンを描きたかったのでしょう。

しかし、鬱蒼としたジャングルを映し出されると、新たな一歩を踏み出す人類はジャングルの中で猿人のような生活を送る風景が頭をよぎり、人類が退行するのではないかという錯覚を覚えてしまいました。

このシーンは、全く別の方法で描くべきでした。

人類がいなくなってからの世界という設定は多くのSF映画で使われるモチーフです。

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あらすじ/ストーリー/ネタバレ

西暦2011年、品種改良によって発生したウィルスにより、人類の99%が死滅したが、科学者トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンにより、人類滅亡の危機は回避できた。

以降、生き残った500万人の人類は汚染された外界と壁で隔てられた都市ブレーニャに住み、病気もなく、飢えもなく、戦争もない、完璧な生活を送っているはずだった。

西暦2415年。救世主の子孫トレバー8世のもと、トレバーの弟オーレンと科学者たちのメンバーで成り立つ政府は、秩序維持を理由に圧政を敷いていた。

反政府組織「モニカン」の戦士で冷静沈着なイーオン・フラックスには、性格の全く異なる妹ユナがいる。幸せな結婚をし、妊娠したばかりの妹が反政府分子として抹殺され、イーオンは政府に対する復讐を誓う。

モニカンの司令官ハンドラーからイーオン・フラックスにトレバー8世の暗殺の命が下る。
政府要塞の警備システム解除法を得たモニカンは、イーオン・フラックスに2本の足を手に変えた改造人間シサンドラを援護に付け要塞に進入させた。

そして、トレバー8世を探しだすことに成功したイーオン・フラックスだったが、彼女がトレバー8世に銃を突きつけた瞬間、覚えのない彼と愛しあう自分の姿が思い浮かんできた。一方で、イーオンを見たトレバーは彼女を別の名で呼ぶ。

混乱するイーオンは、トレバーにカプセルを与えられ、トレバーを殺せないまま意識を失い囚われる

ブレーニャに隠し続けられた秘密とは?イーオンの運命を変える旅路が始まる。

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映画情報(題名・監督・俳優など)

AEON FLUX
イーオン・フラックス
(2005)

監督:カリン・クサマ
製作総指揮:トム・ローゼンバーグ/ヴァン・トフラー
音楽:グレーム・レヴェル

出演:
イーオン・フラックス/シャーリーズ・セロン
トレバー・グッドチャイルド/マートン・ソーカス
オーレン・グッドチャイルド/ジョニー・リー・ミラー
ユーナ・フラックス/アメリア・ワーナー
シサンドラ/ソフィー・オコネドー
ハンドラー/フランシス・マクドーマンド
キーパー/ピート・ポスルスウェイト

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