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(映画)名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年)の考察と感想とあらすじは?

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原作はアガサ・クリスティによって1969年に発表された「ハロウィーン・パーティ」です。初の映画化となる作品です。

ケネス・ブラナー版「エルキュール・ポアロ」シリーズの第3弾です。

ケネス・ブラナー版「エルキュール・ポアロ」シリーズ

映画の原題は「A Haunting in Venice」です。Hauntingとは、幽霊の出現や心霊/怪奇現象、たたりを意味しています。

原題のタイトルの方が、映画の雰囲気をよく伝えていると思います。

アガサ・クリスティ原作、ケネス・ブラナー監督・主演で贈る《名探偵ポアロ》シリーズ第3弾!

ベネチアで隠遁生活を過ごしていたポアロは、霊媒師のトリックを見破るために、子供の亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。しかし、その招待客が、人間には不可能と思われる方法で殺害され、ポアロ自身も命を狙われることに…。はたしてこの殺人事件の真犯人は!?世界一の名探偵ポアロが超常現象の謎に挑む、水上の都市ベネチアを舞台にした迷宮ミステリーが幕を開ける。

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/poirot-movie3

本作品はDisney+であれば常時見ることができます。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

映画の舞台となる時代

今回は、第二次世界大戦終戦直後の1947年、イタリアのヴェネツィアが舞台です。

映画の初めにハロウィン・パーティが描かれていますので、10月31日であることが分かります。

前二作は1930年代が舞台でした。オリエント急行殺人事件が1935年頃、ナイル殺人事件が1937年頃が舞台になります。

ちょうど第二次世界大戦を挟んで、10年くらいの年月がたっています。

第二次世界大戦は、1939年9月から1945年8月まで続きました。

第二次世界大戦では、ヴェネツィアでも被害が出ました。

主な爆撃対象はヴェネツィア本島ではなく、イタリア本土側の工業地区などでしたが、ヴェネツィア本島への爆撃もありました。

そのヴェネツィアを舞台に、一線を退いたエルキュール・ポアロは、招かれた降霊会で客が殺害された事件を解決することになります。

ヴェネツィア

原作の舞台はイギリスですが、映画の舞台はヴェネツィアに変更されています。

ヴェネツィアは島全体が観光地ですが、映画では始まりと終わりにヴェネツィアの景色がみられる程度で、映画のほとんどは事件現場の館です。

しかも、夜が舞台のため、暗い場面がほとんどを占めています。

実際に映画に登場するヴェネツィアの有名な場所は、サン・マルコ広場くらいでしょうか。

リアリティの追及

この映画の撮影では、舞台となるベネチアを再現するために、事件現場の館、ヴェネツィアの街の縮尺セット、運河の建設などのセットを用意しました。

例えば、事件現場となる館は、ロンドン郊外のパインウッド・スタジオ内に建物を建設し、ヴェネツィアの実際の一区画をテニスコート2面分もの大きさでセットを作ったそうです。

さらに実物大のゴンドラをヴェネツィアから取り寄せ、屋内、屋外に運河を建設したというこだわりです。

CGではなく、リアリティを追及した作品です。

映画情報(題名・監督・俳優など)

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
2023
A HAUNTING IN VENICE

監督 / ケネス・ブラナー
製作 / ケネス・ブラナー,ジュディ・ホフランド,リドリー・スコット,サイモン・キンバーグ
製作総指揮 / ジェームズ・プリチャード,ルイーズ・キラン,マーク・ゴードン
原作 / アガサ・クリスティー「ハロウィーン・パーティ」
脚本 / マイケル・グリーン
撮影 / ハリス・ザンバーラウコス
プロダクションデザイン / ジョン・ポール・ケリー
衣装デザイン / サミー・シェルドン・ディファー
編集 / ルーシー・ドナルドソン
音楽 / ヒルドゥル・グーナドッティル

出演
カイル・アレン / マキシム・ジェラード
ケネス・ブラナー / エルキュール・ポアロ
カミーユ・コッタン / オルガ・セミノフ
ジェイミー・ドーナン / ドクター・フェリエ
ティナ・フェイ / アリアドニ・オリヴァ
ジュード・ヒル / レオポルド・フェリエ
アリ・カーン / ニコラス・ホランド
エマ・レアード / デズデモーナ・ホランド
ケリー・ライリー / ロウィーナ・ドレイク
リッカルド・スカマルチョ / ヴィターレ・ポルトフォリオ
ミシェル・ヨー / レイノルズ

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