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(映画)インディ・ジョーンズ2魔宮の伝説(1984年)の考察と感想とあらすじは?

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公開当初は低俗との批判を受けたらしいですが、映画化されているインディ・ジョーンズ・シリーズの中で一番エンターテインメント性のある作品だと思います。

アドベンチャーものに低俗、高尚もないと思うのですが…

求められるのは面白いか面白くないか、それだけではないでしょうか?

次から次へと危機が訪れ、辛くも逃げ切る場面が連続します。

坑道のトロッコ・チェイスなどは手に汗を握る場面ですし、オドロオドロシイ邪教の儀式なども映画をもり立ててくれます。

感想/コメント

他の映画のパロディ

細かいところで、他の映画のパロディが散見されるのも本作の面白さです。

例えば、最初に登場するナイトクラブが「オビ・ワン」。製作総指揮がジョージ・ルーカスということもあり、「スター・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービから採っているのは明白です。

他にも、飛行場に辿り着いたインディを案内するのがダン・エイクロイドで、インディの横を通り過ぎるのはスピルバーグとジョージ・ルーカスでした。よく見てみましょう。

もしかしたら、こうしたところが批判の原因だったのかもしれません。

ですが、ストーリーに何の影響も与えていないので、かわいい遊び心と思えばいいんじゃないかと思います。

上海

映画の冒頭に上海を舞台にしているのも、この映画の後半で起きる神秘性というか、妖しさを占っている感じです。

第2次大戦前までの上海は、不思議な印象を与えるようです。

西洋化された建物が建ち並んでいるにもかかわらず、一種の魔窟でもあります。

この時期の上海を舞台にするだけで、異次元に持って行ってくれます。そうした不思議な場所です。

シリーズ紹介

TVシリーズになっているものを含めたインディ・ジョーンズ・シリーズの順番。
第1話「My First Adventure」(舞台:1908年、エジプト)
第2話「Passion for Life」(舞台:1908年&1909年、パリ&ケニア)
第3話「The Perills of Cupid」(舞台:1908年、フィレンツェ&ウィーン)
第4話「Travels with Father」(舞台:1910年、ロシア&ギリシャ)
第5話「Journey of Radiance」(舞台:1910年、インド&中国)
第6話「Spring Break Adventure」(舞台:1916年、メキシコ)
第7話「Love’s Sweet Song」(舞台:1916年、アイルランド&イリス島)
第8話「Trenches of Hall」(舞台:1916年、ソンム&ドイツ)
第9話「[Demons of Deception](舞台:1916年、パリ)
第10話「The Phantom Train of Doom」(舞台:1916年、ドイツ&アフリカ)
第11話「Oganga, The Giver and Taker of Life」(舞台:1916年、アフリカ)
第12話「Attack of the Hawkman」(舞台:1917年、オーストリア)
第13話「Adventures in the Secret Service」(舞台:1917年、オーストリア&プラハ)
第14話「Espionage Escapades」(舞台:1917年、スペイン&プラハ)
第15話「daredevils of the Desert」(舞台:1917年、パレスチナ)
第16話「Tales of Innocence」(舞台:1917年、イタリア&モロッコ)
第17話「Masks of Evil」(舞台:1918年、イスタンブール&トランシルバニア)
第18話「Treasure of the Peacock’s Eye」(舞台:1919年、エジプト&ジャワ島&南太平洋)
第19話「The Winds of Change」(舞台:1919年、パリ&プリンストン)
第20話「Mystery of the Blues」(舞台:1920年、シカゴ)
第21話「Scandal of the 1920」(舞台:1920年、ニューヨーク)
第22話「Hollywood Follies」(舞台:1920年、ハリウッド)
第23話「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 / Temple of Doom」(舞台:1935年、中国&インド)(本作)
第24話「レイダース/失われたアーク(聖櫃) / Raiders of the Lost Ark」(舞台:1936年、ペルー&ネパール&カイロ)
第25話「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 / Last Crusade」(舞台:1938年、イタリア&ザルツブルグ&ベルリン)
第26話「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 / Kingdom of the Crystal Skull」(舞台:1957年、エリア51&ペルー)

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

1935年の上海。
ナイトクラブ「オビ・ワン」では歌姫ウィリースコットが「エニシング・ゴーズ」を歌っていた。

あるテーブルで、考古学者で冒険家のインディと上海の犯罪王ラオ・チェーとが取引をしていた。インディがラオの先祖であるヌルハチ皇帝の位牌を入手し、ダイヤと交換したのだ。

だがラオは彼に毒を飲ませ、ダイヤを取り返そうとする。解毒剤とダイヤをめぐっての乱闘、銃撃騒動の末、インディはウィリーと一緒に逃げ出し、中国人少年ショート・ラウンドことショーティを連れて上海空港へ急いだ。

3人を乗せた飛行機はラオのもので、操縦士2人はインディらが眠ってるうちにパラシュートで脱出してしまう。危ういところで気がついたインディらは救命ボートに乗り込み、飛行機から脱出。

3人はインドに不時着した。1人の老人が見ていて、メイアブール村に案内する。3人が神からつかわされた伝説の救い主だと村人は信じた。村の畑は荒れ果てている。長老の話ではパンコット宮殿から来た者たちに、村の聖なる石を奪われ、子供たちを連れ去られたという。

インディはその石サンカラ・ストーンを取り戻してくれと頼まれた。翌朝、三人は象に乗り、パンコット宮殿へ向かう。森を抜け、壮大な宮殿に入った3人は、宰相チャター・ラルの出迎えを受ける。

宮殿で会ったイギリス軍のブランバート大佐は、「一世紀前、この地方を恐怖に陥れたカーリ教集団は絶滅したはずだ」と言う。その夜、寝室にもどったインディを殺し屋が襲う。

壁の裏に秘密の通路を発見して、インディらは中へ入る。通路には無数の虫が蠢き、あやうく串刺しにされそうになったりした。やがて、3人はカーリ神の宮殿を見つけた。

司祭モラ・ラムは、生け贄をカーリ神に捧げ、多くの信者たちが盲目的に祈っていた。

儀式が終わって皆がいなくなると、インディは祭壇に近づきそこから黄金色に輝く3つのサンカラ・ストーンを取り出し、袋に入れる。

モラ・ラムは「サンカラ・ストーンは全部で5つあり、100年前にイギリス軍によって鎮圧された時、2つは埋められた。

今、残る2つを子供たちに発掘させているのだ、と言う。

インディはカーリの血を飲まされ、ウィリーが生け贄にされようとしても、空ろな表情をしている。ショーティは松明でインディを刺激する。正気を取りもどしたインディは反撃に出た。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

映画情報(題名・監督・俳優など)

インディ・ジョーンズ2/インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
(1984年)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:ロバート・ワッツ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル
原案:ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
インディアナ・ジョーンズ/ハリソン・フォード
ウィリー・スコット/ケイト・キャプショー
ショート・ラウンド/キー・ホイ・クァン
ラオ・チェ/ロイ・チャオ
モーラ・ラム/アムリッシュ・プリ
ブランバート/フィリップ・ストーン

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