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(映画)スター・ウォーズ7 フォースの覚醒(2015年)の考察と感想とあらすじは?

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トリロジー×トリロジー(=3×3)の合計9作で成り立つスター・ウォーズ

最初のトリロジーはアナキン・スカイウォーカーが主人公。

フォースのバランスが大きく乱れます。

共和国制が揺らぎ、帝国が伸長していく時代を描いています。

アナキンはフォースのダークサイドに堕ちて、ダース・ベイダーが誕生するという物語でもありました。

次のトリロジーはアナキンの子どもたち(ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ)が主人公。

彼らがフォースのバランスを取り戻し、帝国を崩壊に導き、銀河に新たな平和が訪れる時代を描いています。

ダークサイドに堕ちたダース・ベイダーがライトサイドに戻ってきて物語は終わったのです。

そして、今回始まるトリロジーではどのような物語が展開されていくのでしょうか。

感想/コメント

赤い十字型ライトセーバー

赤い十字型ライトセーバー。赤いライトセーバーは「シス」の象徴です。

従来のライトセーバーが「刀」を想起させるのに対して、「十字型」は西洋の「剣」をほうふつさせます。そこに何らかの意味があるのでしょうか?

ジェダイの服が東洋っぽく、ナチュラルな天然系の風合いがあるのに対して、シスはファシズム、ナチ的なメカニックな印象がありますが…

Disney+(ディズニー・プラス)の会員になれば、常時見ることができます。

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

スター・ウォーズヒストリー(時系列)

スター・ウォーズ(=スカイウォーカー・サーガ)は正史(カノン)の順番通りに見るのがおススメです。

千の顔をもつ英雄」で分析されているように、サーガは3段階を経ます。

ミクロの視点での初代アナキン・スカイウォーカーの3段階、2代目ルークとレイアの3段階、3代目レイとカイロ・レンの3段階、そして、マクロの視点ではスカイウォーカー一族としての3段階です。

映画「スター・ウォーズ」シリーズ

登場人物についての展開の速さ

エピソード7では、登場人物の展開というか、人物紹介/ネタバレが速いです。

極めつけはカイロ・レンがハン・ソロとレイアの息子であることが早々にわかってしまうことです。

これだけ早く正体をばらしてしまうということは、気が付いていないところで、別の伏線を張っている可能性があるのではないでしょうか。

それよりも何よりも、ハン・ソロが死んでしまうなんて、なんて残念なことでしょう・・・。

って、本当に死んだのでしょうか?

レイとは何者か?

※この項の予想はすべて外れました・・・

今回のトリロジーの主人公はレイという女性。幼いころに家族に置いて行かれ、今も家族の帰りを待ち続けています。

置いて行かれた際に一緒にいた人物がきちんと映っていません。どうやって生き延びてきたのかがよくわからりません。そもそも、誰が親なのかが分かりません。ミステリアスな設定になっています。

ですが、このスター・ウォーズはスカイウォーカー一族のサーガであることから、彼女もスカイウォーカーと思われます。(作品からはカットされましたが、それが分かるセリフが入った予告編がありました。)

作品中、エピソード1のアナキンを彷彿させるシーンがたびたび出てきます。天才的なパイロットであったり、余計なことをして(レイは猛獣ラスターを解き放ってしまう)窮地を招くものの、何とか乗り切ってしまうところなど、アナキンにそっくりです。

そして、なによりも、きわめて強いフォースをもっており、訓練していないにもかかわらず、目覚めてしまう/覚醒してしまう点です。これは(隔世)遺伝によるものでしょう。

スカイウォーカー一族

※この項の予想はすべて外れました・・・

最初のスカイウォーカーであるアナキンが「選ばれし者」であり、フォースにバランスをもたらすものとされていました。

実際は、彼がフォースのバランスを崩すことになり、ジェダイもシスの双方が壊滅的にいなくなり、宇宙全体からフォースが無くなろうとしたくらいです。

このエピソード7でもフォースは伝説のものだという語られ方をされています。それくらい、無くなってしまったのです。

二人目のスカイウォーカーである息子のルークは、バランスがダークサイドに傾いたフォースを均衡状態へ戻しました。

彼の役目は、新たなジェダイを育て、宇宙全体でのフォースを取り戻すことにあります。ですが、カイロ・レンがダークサイドに堕ちるなど、ジェダイの育成に苦戦しています。

スカイウォーカー一族の役目とは、フォースにバランスをもたらすことです。

となると、三人目のスカイウォーカーによって、フォースのバランスがもたらされ、スカイウォーカー一族のサーガは終わらなければなりません。

フォースのバランスはどのようにしてもたらされるのかということですが、これはフォースと一体になることだと思います。

これまでフォースと一体になったのは、クワイ=ガン・ジン、ヨーダ、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーだが、いずれも死とともに一体となっています。

本当にフォースと一体なるというのは、おそらく生きたまま、一体化することなのではないでしょうか。

そうすることで、フォースのライトサイドもダークサイドも無くなり、宇宙にバランスがもたらされるということなのではないでしょうか。

タトゥイーンが登場しない

レイの住んでいる星が、砂漠の星であるのは、これまでのトリロジーの第1作と同じです。ですが、タトゥイーンではありません。

今回のトリロジーでは登場する惑星群がこれまでと異なっています。惑星の種類も早く展開します。

雪の星が早々に登場するのは、これまでのトリロジーと異なっていますし、海の星が登場するのも早いです。

このエピソード7でこれまでのトリロジーよりもあらゆる点において展開が速く感じるのは、こうした登場する惑星群の順番にも現れています。

エピソード8と9ではどういった惑星が舞台になるのでしょうか。

※ここから下の予想は外れました・・・

エピソード9の本当の最後の最後には、タトゥイーンが登場するはずです。スター・ウォーズというサーガの始まりであり、それゆえに、スカイウォーカー一族のサーガが終わる場所ででなければならないからです。

タトゥイーンに始まった神話は、タトゥイーンで終わるというのが、もっとも綺麗だと思います。

雑文

ジェームズ・ボンド役などで知られるダニエル・クレイグが出演しています。ファースト・オーダーに拘束されたレイを見張るストームトルーパー役なので分かりづらいです…。

フォースの覚醒のロケ地

「パズルの森」が、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のロケ地となったことで、新たな人気観光スポットになりつつあるそうです。

まるで別世界のパズルウッドの風景は、地下鍾乳洞の浸食と隆起を通してできあがった「スカウル(Scowle)」と呼ばれる地形が一因。不規則で、迷路のようなくぼみや盛り上がった道などが、森に神秘的な雰囲気を与えている。

 パズルウッドの敷地内にはカフェや専用の遊び場も設けられ、入場料は大人が6.50ポンド(約1150円)、小人(3~16歳)は5.30ポンド(約950円)、2歳以下は無料となっている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3072194

スター・ウォーズのオススメの見る順番を英雄伝説の構造から探ります

独自解釈

スター・ウォーズは3部作が3つの合計9作品で成り立っています。トリロジー×トリロジーです。

ジョーゼフ・キャンベルが世界中の英雄伝説を分析した「千の顔をもつ英雄」の影響を強く受けていることは有名な話ですが、ジョーゼフ・キャンベルは世界中の英雄伝説を分析して、その共通する構造を明らかにしています。

極めて単純化すると、3段階に分かれており、1.分離・旅立ち(せパレーション:)、2.通過儀礼(イニシエーション)、3.帰還(リターン)となります。

スター・ウォーズを見る際には、この3段階を念頭にみると見え方が変わってきます。そして、トリロジー×トリロジーとなる理由もわかってくるのではないでしょうか。

また、設定も未来を模しているものの、ところどころで古代設定を交えています。必ずオープニングタイトルで流れるように「遠い昔、遥か彼方の銀河系…」の物語となっているように、未来の話ではなく、遥か彼方の銀河系で繰り広げられた「歴史物語」なのです。

古代の英雄伝説に影響を受けている部分があるからでしょう。つまり「サーガ」だからです。

スカイウォーカー一族のサーガ

アナキン・スカイウォーカー

スター・ウォーズはスカイウォーカー一族の「サーガ」です。

すべての始まりはアナキン・スカイウォーカーから始まります。

アナキンは特殊な存在です。母・シミ・スカイウォーカーが語るようにアナキンには父がいません。

ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンは、ジェダイ評議会でアナキンは、強いフォースを作り出すミディ・クロリアン(すべての細胞にある微小生物)によって受胎して生まれたのかもしれないと説明しています。

つまり、アナキンがフォースそのものから生まれた子であり「選ばれし者」ということです。それゆえに、伝説の「フォースにバランスをもたらす者」と期待されることになります。

この設定はイエス・キリストの処女懐胎で生まれた神の子という設定をほうふつさせます。また、アナキンが生まれ育った場所が砂漠の惑星だったというのも、イエス・キリストの生まれ育った地を想起させます。

この設定から考えられるのは、アナキンにフォースの原罪を背負わせているのではないかということです。フォースの原罪というのは、どういうことかは下記に記載しました。

アナキンが生きた時代はフォースのバランスが大きく乱れました。共和国制が揺らぎ、フォースのダークサイドが支配する帝国が伸長していく時代です。

この時代にあって、アナキンはフォースのダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーとなり、息子のルーク・スカイウォーカーがダース・ベイダーとなったアナキンの中にあった善なる魂を呼び起こしてライト・サイドに戻らせて、アナキン・スカイウォーカーの物語は終了します。

フォースの原罪はアナキン・スカイウォーカーと共に消えたのかというと、そうではなさそうです。物語が続き、なによりも、フォースにバランスがもたらされていません。

アナキン・スカイウォーカーが死んだ時には、フォースのライト・サイドであるジェダイも、ダーク・サイドであるシスも数を減らしています。フォースの全体量が減ってしまっているわけですが、減っただけでバランスに関係しているわけではありません。

ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ

次のトリロジーはアナキンの子どもたち(ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ)です。

この時には、フォースというもの自体が消滅の危機にあります。バランス云々というどころではないのです。

強いていうならば、ダーク・サイドの力が強く、フォースのバランスがダーク・サイドに偏っています。

その偏ったフォースのバランスをライト・サイドに揺り戻すのがルーク・スカイウォーカーです。

ただ、彼を見ればわかるように、そもそものフォースの力が弱いのが特徴です。つまり、総和でのフォースが弱くなえうに連れて、個々のフォースも弱くなってしまったようです。

あたかもフォースそのものが消えていくかのような感じなのがルーク・スカイウォーカーの時代なのです。

アナキンの力を受け継いだルークとレイアは、本来一体であるべき存在なのかもしれません。それが二人に別れる事で、フォースも本来の力を分散してしまったのではないかと思います。

双子という設定も暗示的でしょう。どちらがどうということではないですが、陰と陽を表している気がしてなりません。

となるとルークとレイアの特には表出しなかった陰陽の対立が次の世代で起きるのではないかと思います。そうでなければ、バランスをもたらすことができなくなるからです。

レイとカイロ・レン、そしてフォースにバランスをもたらす

※この項の予想はすべて外れました・・・

映画の中において、フォースをそもそも信じない者が出てきています。まるでまやかしのようなものとして捉え、胡散臭いものとして考える者が増えてきています。

かつてジェダイが活躍した時代がまるで存在しなかったかのようになっているのです。

レイアの息子であるカイロ・レンはダーク・サイドに落ちました。ここでも奇妙なことに、母と息子という陰陽の関係が見えます。

まだ正体の分かっていないレイですが、ルークの娘だとすると、こちらでも陰陽の関係が生まれ、綺麗な関係が生まれます。ですが、そうではなさそうです。

初代のアナキン・スカイウォーカーは内面にライト・サイドとダーク・サイドを抱え込む二重性を持っていました。

スター・ウォーズの大きなストーリーの一つに、フォースにバランスをもたらす物語というものもあると思っていますが、アナキンから始まった、バランスをもたらす物語は、3代目のレイとカイロ・レンの時代に結末を迎えるはずです。そうでないと、初期設定が何の為に与えられたのかが分からなくなります。

サーガの最後、フォースは宇宙と一体となることにより、つまりは消えることでエンディングになるのではないかと思っています。伏線はあり、フォースと一体になったクワイ=ガン・ジンやオビ・ワン=ケノービ、ヨーダなどのように、フォースそのものが、宇宙と一体になるのではないかと考えています。

そうなることで「フォースという不思議な力があった伝説の時代の物語」が終了します。神話の終了です。

世界観

ルーカスは、エドガー・ライス・バローズ、E・E・スミス、フランク・ハーバートなどのSF作品、グリム童話やC・S・ルイス、J・R・R・トールキンなどのファンタジー、金枝篇や各地の神話などを読み込んで構想を練ったそうです。

ですが、神話の中で特に大きな影響を与えたのが、神話学者ジョセフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」だったと言われています。

この本は英雄の物語の構造について書かれています。英雄の物語は、1.分離・旅立ち(セパレーション:)、2.通過儀礼(イニシエーション)、3.帰還(リターン)となります。

また、「フォース」の概念については、カルロス・カスタネダの「未知の次元」から影響を受けたそうです。とくに、オビ=ワン・ケノービが消失してフォースと一体化するというアイデアは「未知の次元」から得たといいます。

吟遊詩人としてのドロイド

※この項の予想はすべて外れました・・・

英雄譚にはそれを語り継ぐ、吟遊詩人や語り部の存在が必要です。後世に伝える者がいなければ、伝説にならないからです。

スター・ウォーズでスカイウォーカー一族の英雄譚を語り継ぐのはC3-POとR2-D2です。彼らがエピソード1から登場しているのは、そうした役割があるからだと思います。

伏線は映画の中にもあります。エンドアの戦いが終わり、C3-POがイウォーク族にそれまでの戦いの様子を語る場面があります。まさに、そうした役割にふさわしいのが2体のドロイドなのです。

本来、この2体だけで進行するのが綺麗なのですが、エピソード7で新たなドロイドが登場します。BB-8です。個人的にはBB-8の登場は蛇足だと思っています。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

オープニング・クロール

遠い昔、遥か彼方の銀河系…

ルーク・スカイウォーカーが突然姿を消した。彼のいなくなっている間に帝国の残党”ファーストオーダー”が台頭していた。

最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを抹殺するまでは探しつづける。

共和国の協力のもと、レイア・オーガナ将軍はレジスタンス率いていた。彼女は兄・ルーク・スカイウォーカーを見つけ出し、助けを得て、銀河の平和の安定を目指していた。

レイア将軍は最も信頼するパイロットを砂漠惑星ジャクーへの極秘任務へと派遣した。古い知り合いがルークの居場所に繋がる鍵を握っているというのだ…。

ポー・ダメロンとBB-8登場

第2デス・スターが破壊されたエンドアの戦いから約30年後。銀河帝国は過去の存在となり、反乱同盟軍は新共和国へと再編されていた。

ルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図を手に入れるため、レジスタンスのパイロットで最も優秀なポー・ダメロンが、レイアの指示でドロイドのBB-8と砂漠の惑星ジャクーに来ていた。

レイアの長年の支援者ロー・サン・テッカの村を訪れるためだ。

ポー・ダメロンはレイアの旧友ロア・サン・テッカから地図を受け取った。だが、すぐにカイロ・レン、キャプテン・ファズマ率いるストームトルーパー部隊がテッカを襲った。

この襲撃のさなか、仲間の死に面したストームトルーパーが動揺する。FN-2187だ。彼は1人だけこの殺戮に加われずにいた。

ポー・ダメロンはBB-8とXウイングに乗り込み離陸して逃げようとするが、ストームトルーパー達に見つかり、ブラスターでXウイングの後部を破壊され離陸できなくなってしまう。

ポー・ダメロンはBB-8に地図データを託し遠くへ逃げるよう命じた。

テッカをライトセーバーで斬り殺したカイロ・レンに立ち向かうが、カイロ・レンにフォースで動きを止められファースト・オーダーの捕虜になる。

ポー・ダメロンはスター・デストロイヤーに連行され拷問を受けるが、ルークの所在を示す地図の在りかを答えなかった。

カイロ・レンはフォースを使い、ポー・ダメロンから地図をBB-8が持っていることを聞き出し、カイロ・レンはハックス将軍にBB-8を捕らえるよう命じた。

レイ登場

ジャクー。

廃品回収で生計を立てているレイが家の外で夕飯を食べていた。レイはずっと家族を待っている。

レイが廃品回収業者のティードーに網で捕えられたBB-8を見つけた。網を切りBB-8を解放し、BB-8に行きたい所へ行けと言うが、BB-8はレイと一緒にいることを選んだ。

翌日。廃品をジャンク業者の元締めアンカー・プラットに売りに行った際に彼から高値と引き換えにBB-8を渡すよう言われたが断った。アンカーはBB-8を諦めきれず追手を寄越した。

ポー・ダメロンと脱出するフィン

ストームトルーパーのFN-2187がポー・ダメロンを解放した。

ジャクーでの虐殺をみてファースト・オーダーから逃げたいと思ったFN-2187は、宇宙船を操縦できる仲間を必要としていた。

二人はTIEファイターを奪ってスター・デストロイヤーから脱出した。

ポー・ダメロンは名前がなかったFN-2187をフィンと名づけた。

二人の乗るTIEファイターはジャクーの軌道でスター・デストロイヤーの砲撃を受け、ジャクーへ墜落した。

フィンはポー・ダメロンを探したが、見つからない。ポー・ダメロンの来ていた服だけが見つかった。その服を身にまとい、フィンは歩き続けた。

レイとフィンの出会い

ある集落にたどりつき、フィンはレイとBB-8に出会った。フィンはレイに自分はレジスタンスだと嘘をついた。

BB-8を捜索していたファースト・オーダーのストームトルーパー数人とTIEファイター数機が現れ、銃撃と空爆を開始する。廃品回収業者たちの寄り合い所は混乱のるつぼと化した。

逃げるレイ、フィン、BB-8。

アンカー・プラットが所有するポンコツ貨物船に乗り込んで辛くも逃げ切った。その船はミレニアム・ファルコンだった。

ハン・ソロとチューバッカ

突然ファルコンは謎の大型船エラヴァナにトラクター・ビームで捕獲される。

船内に乗り込んできたのはハン・ソロとチューバッカだった。

ハン・ソロはレイとフィンにフォースやジェダイは実在したと語った。

そして、ルーク・スカイウォーカーの弟子がダークサイドに転向してカイロ・レンになったことも二人に教えた。ルークが隠遁してしまった理由はそうしたことだったのだ。

ハン・ソロから借金を取り立てようとするバラ・ティク率いるグアヴィアン・デス・ギャングとタス・リーチ率いるカンジクラブが船に乗り込みハン・ソロを捕らえようとする。

レイは彼らを隔離しようと試みるが、誤って、猛獣ラスターを解き放ってしまう。

船内は大混乱に陥る。混乱に生じて、4人はファルコンで脱出する。

バラ・ティクはBB-8がハン・ソロの元にいることをファースト・オーダーに報告する。

ハン・ソロはBB-8が持っている地図が不完全であることを知り、BB-8をレジスタンスへと届けるため惑星タコダナへ向かった。

マズ・カナタの館

惑星タコダナ。

ハン・ソロは、カンティーナの主人マズ・カナタにBB-8をレジスタンスに届けるため協力を求めたが、1000年以上生きてきた彼女は、ハンが自分自身の手で直接届けるべきだと言って拒否した。

ファースト・オーダーの恐ろしさを知るフィンは銀河辺境への逃亡を望んだ。レイに懇願されても、フィンの意志は変わらなかった。

フィンは自分がストームトルーパーの脱走兵であることを明かして立ち去った。

フィンとライトセーバー

酒場に残されたレイに不思議な声が聞こえてきた。

その声を追いかけてBB-8と地下の貯蔵所へ向かった。

貯蔵には、アナキン・スカイウォーカー、ルーク・スカイウォーカーが使っていたライトセーバーがあった。

レイがライトセーバーに触れた瞬間、フォースが強く干渉し強烈なヴィジョンを見る。

”惑星べスピンのクラウド・シティ。”

”ルークが俯いてR2-D2の頭を撫でている。右手は義手だ。”

”カイロ・レンと彼が率いる兵士の反乱。”

”幼い頃のレイが砂の惑星ジャクーに置き去りにされた時のこと”

などだ。

レイはマズからライトセーバーを手にする運命であることを告げられるも、それを拒んで森へ逃げた。

カイロ・レンとスノーク

ファースト・オーダーのスターキラー基地では、最高指導者スノークがハックス将軍にデス・スターを凌ぐ超兵器の使用を命令する。

ハックスが兵士を前に演説をした。

それは新共和国の終焉を宣言するものだった。

演説が終わると当時に、惑星そのものが超兵器へと改造されていたスターキラー基地から、強力なビームを発射して新共和国元老院が置かれていたホズニアン・プライム星系を消滅させた。

カイロ・レンはスターキラー基地で最高指導者スノークに任務の顛末を報告していた。

スノークはカイロ・レンに対してフォースのライトサイドと決別するために、父ハン・ソロとの対決を乗り越える必要があると告げた。

苦悩するカイロ・レンは祖父ダース・ベイダーの壊れたマスクの前に跪きながらライトサイドの誘惑に打ち勝てるように願った。

ファースト・オーダーの襲撃

ファースト・オーダーがタコダナへ攻撃してきた。

マズはフィンにライトセーバーを預けた。

ハン・ソロ、チューバッカ、フィンはファースト・オーダーに包囲された。そこに、ポー・ダメロンが率いるレジスタンスのXウイング部隊が登場した。

レイはカイロ・レンに捕えられ、スターキラー基地に連行されてしまう。

カイロ・レンはレイを尋問するが、レイはカイロ・レンのフォースに抵抗した。

そして、レイは自らのフォースに覚醒した。レイはフォースを使って独房から脱出した。

ハン・ソロとレイアの再会

タコダナにレジスタンスのレイアとC-3POが到着した。ハン・ソロ、チューバッカとの再会だ。

タコダナの戦いが終わった後、ハンたちはレジスタンスの基地がある惑星ディカーへ向かった。

フィンはレイを救出するためレジスタンスにスターキラー基地の情報を提供した。スターキラー基地はディカーを滅ぼすため太陽エネルギーを充填し始めていた。時間がない。

ディカーのレジスタンス基地において、BB-8はR2-D2を見付けるが、R2-D2はルークの失踪以来活動をスリープモードになっている。

スターキラー基地がディカーを砲撃する準備をしているため、レジスタンスはスターキラー基地を破壊するための作戦を立てた。

ハン・ソロはレイアに自分たちの息子を生きたまま連れ戻すことを約束する。

レイの救出

ハン・ソロ、チューバッカ、フィンはファルコンに搭乗し、スターキラー基地に潜入する。

キャプテン・ファズマを脅して基地のシールドを解除した。そして、探していたレイを見つけた。

レジスタンスのXウイング部隊は基地への攻撃を開始する。苦戦を強いられているXウイング部隊を手助けするため、ハン・ソロは基地に爆薬を仕掛けて支援することを決意する。

ハン・ソロがカイロ・レンと遭遇する。彼をカイロ・レンの本名であるベンと呼びながらフォースのダークサイドを捨てるよう説得する。

だが、カイロ・レンはライトセーバーでハン・ソロを貫いた。ハン・ソロの身体はリアクター・シャフトへと落下していった。

怒り叫ぶチューバッカは、ボウキャスターでカイロ・レンの脇腹を撃ち抜き深手を負わせた。

チューバッカが爆弾を起動したおかげで施設内へ通じる穴が開き、ポー・ダメロンはスターキラー基地を内部から崩壊へ導いた。

基地の爆発を視認したレジスタンスは猛攻を仕掛け、スターキラー基地の内部のコアを攻撃し、破壊に成功する。

レイ対カイロ・レン

基地から脱出し、森にあるファルコンへ向かうフィンとレイ。

カイロ・レンは雪の降る森の中でフィンとレイを追い詰めた。

レイはブラスターでカイロ・レンと応戦しようとするが、彼のフォースで大木に叩きつけられ気絶してしまう。

フィンはマズ・カナタから預かったライトセーバーでカイロ・レンと戦うも、カイロ・レンのライトセーバーにより重傷を負ってしまう。

フィンの手から離れたルークのライトセーバーを、カイロ・レンはフォースで引き寄せようとするが、宙を舞うライトセーバーはカイロ・レンの手中にではなく、レイの手の中に納まった。レイがフォースで引き寄せたのだ。

レイはライトセーバーでカイロ・レンに挑むが、猛攻を仕掛けるカイロ・レンに窮地に立たされる。

その時、レイはフォースと調和して、カイロ・レンに大きな傷を負わせる。

コアが破壊された影響で、スターキラー基地は崩壊を始め、レイとカイロ・レンの2人の間の地面に亀裂が入り、引き離されたことによって二人の対決は一旦終わりを告げる。

脱出

ハックスはスノークに指示を仰ぎ、スノークはカイロ・レンを連れて脱出するよう命令する。

レイとチューバッカは負傷したフィンを連れ、ファルコンで崩壊するスターキラー基地から脱出する。

ディカーにおいて、レジスタンスは勝利を祝うが、レイアとチューバッカ、レイはハン・ソロの死を悼む。

R2-D2が目を覚ました。R2-D2とBB-8のデータを合わせると、ルークの居場所を示す完全な地図が出来上がった。

ルーク・スカイウォーカー

レイは、チューバッカやR2-D2と共に遠く離れた惑星へ降り立った。

レイが一人の老人と出会った。ルーク・スカイウォーカーだった。

映画情報(題名・監督・俳優など)

スター・ウォーズ7/フォースの覚醒
(2015年)

監督:J・J・エイブラムス
製作:キャスリーン・ケネディ,J・J・エイブラムス,ブライアン・バーク
製作総指揮:トミー・ハーパー,ジェイソン・マクガトリン
キャラクター創造:ジョージ・ルーカス
脚本:ローカイロ・レンス・カスダン,J・J・エイブラムス,マイケル・アーント
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:
レイ/デイジー・リドリー
フィン/ジョン・ボイエガ
ハン・ソロ/ハリソン・フォードハン・ソロ
レイア・オーガナ/キャリー・フィッシャー
カイロ・レン/アダム・ドライヴァー
ポー・ダメロン/オスカー・アイザック
マズ・カナタ/ルピタ・ニョンゴ
最高指導者スノーク/アンディ・サーキス
ハックス将軍/ドーナル・グリーソン
キャプテン・ファズマ/グウェンドリン・クリスティー
C-3PO/アンソニー・ダニエルズ
R2-D2/ケニー・ベイカー
チューバッカ/ピーター・メイヒュー
ルーク・スカイウォーカー/マーク・ハミル
ロア・サン・テッカ/マックス・フォン・シドー
スナップ・ウェクスリー/グレッグ・グランバーグ
ティードー/キラン・シャー
タス・リーチ/ヤヤン・ルヒアン
ラズー・クイン=フィー/イコ・ウワイス
スタトゥラ提督/ケン・レオン
アクバー提督/ティム・ローズ
ダトゥー大佐/ロッキー・マーシャル
ダニエル・クレイグ

2015年前後の興行収入ランキング

歴代の興行収入ランキング

  1. 日本歴代興行収入ランキング(Top100)
  2. 世界歴代興行収入ランキング(Top200)

2015年公開の映画

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舞台は1968年。怪盗グルーに仕える黄色い人気キャラクター「ミニオンズ」を主人公とした「怪盗グルー」シリーズのスピンオフ作品。

(映画)007 スペクター(2015年)の考察と感想とあらすじは?

本作で登場する「スペクター」が、ボンド本来の敵なのだそうだ。諸事情により、映画から消えてしまったそうで、かれこれ30年以上経ってしまっているという。007シリーズ24作目。ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの4作目。

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(映画)バケモノの子(2015年)の考察と感想とあらすじは?

細田守監督の作品は現実の場所を丁寧に作品に描いている。この作品では渋谷。場所もかなり特定できるように描かれている。現実をその時そのままに描ききるのは、逆説的だがファンタジーなのだと思う。リアリティがあるだけに、現実からのかい離がはっきりするのではないだろうか。

(映画)ジュラシック・ワールド(2015年)の考察と感想とあらすじは?

時の移り変わりを感じた。こうしたシリーズもので、時が経て映像化されると、その映像技術の進化を感じざるを得ない。本作品は、いろんなところに第1弾「ジュラシック・パーク」へのオマージュがちりばめられている。

(映画)ミッション・インポッシブル5 ローグ・ネイション(2015年)の考察と感想とあらすじは?

アクションではあるが、同時に謎解き・ミステリーの要素を入れることによって、重厚なストーリー立てにすることができるので、こうした流れは個人的に歓迎である。

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