記事内に広告が含まれています

INXS / Kick(1987年)の紹介と感想

この記事は約3分で読めます。

シンプルでカッコいいアルバムで、よく聞きました。

音が硬質なためか、年月を経ても古さをあまり感じません。

ファンク・ロックの名盤とされます。捨て曲がほとんどありません。

全米だけで600万枚、世界で2,000万枚売れたそうです。

さて、INXS(インエクセス)はオーストラリアのロックバンドです。

INXS(インエクセス)のボーカルと言えばマイケル・ハッチェンスですが、若くして亡くなりました。

バンドは1980年代から1990年代にかけて人気を誇りました。

1977年にボーカルのマイケル・ハッチェンス、ファリス三兄弟を中心に結成されました。

このアルバム

1980年にデビューし、ファンキーさを深めた1987年の「KICK」からは全米ナンバーワンとなった「ニード・ユー・トゥナイト」や「ニュー・センセーション」などの大ヒット曲が生まれました。

シンプルなギターのリフが特徴的で、ロックが持つシンプルさを全面的に押し出しています。

シンプルなリフが多く、それがひたすらループするのはクラブ・ミュージックに通じる部分があるように思います。

3曲目のDevil Insideや4曲目のNeed You Tonightなどはシンプルに構成されており、ある意味ダンサブルです。

5曲目のMediateに至ってはヒップ・ホップに近いと思います。

11曲目のTiny Daggersもギターのリフと、ボーカルがラップ調である点もクラブ・ミュージックに近いと言えます。

そもそも、ロックは踊るための音楽です。クラブ・ミュージックも踊るための音楽ですので共通する部分があります。

昔も今もロックとクラブ・ミュージックの間にそれほどの隔たりはありません。

Lounge Cafe
Lounge Cafe

このアルバムからの個人的選曲は次の曲です。

  • Need You Tonight
  • Mediate

8曲目のNever Tear Us Apart。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

曲目

INXS
「Kick」
1987
Warner

1 Guns in the Sky
2 New Sensation
3 Devil Inside
4 Need You Tonight
5 Mediate
6 Loved One
7 Wild Life
8 Never Tear Us Apart
9 Mystify
10 Kick
11 Calling All Nations
12 Tiny Daggers
13 Move On [Guitar Version]
14 Jesus Was a Man
15 Mystify [Chicago Demo]
16 Trap [Demo Version]

1997年の他のアルバム

Def Leppard / Hysteria(1987年)の紹介と感想
アルバム全体を通じて捨て曲がありません。 このアルバムがリリースされた年にGuns N' RosesのAppetite for Destructionがリリースされたので、自分の中では何となく影が薄い印象なのですが、世界で2500万枚以上売...
Guns N’ Roses / Appetite for Destruction(1987年)の紹介と感想
渋谷で友人と喫茶店で時間をつぶしている時、ラジオから流れてきたのが「Welcome to the Jungle」でした。 流れてきた瞬間に、何だこれスゲェ、と驚いたのを記憶しています。 当時の自分の周りにはハードロック、ヘビメタ好きが多かっ...
U2 / The Joshua Tree(1987年)の紹介と感想
U2最盛期のリアルタイム世代ですが、U2のアルバムでよく聞いたのはこのヨシュア・トゥリーだけです。 ほぼ同時期にGuns N' RosesのAppetite for Destructionがリリースされ、自分を含めた周囲が聴く音楽は、Har...
Gipsy Kings / Gipsy Kings(1987年)の紹介と感想
このアルバム いわゆるワールドミュージックというのも、ひろくチルアウトには取り入れられています。 また、Buddha Barのようにラウンジとチルアウトの間を行くようなアルバムでも広く使われています。もともと相性がいいのです。 とはいっても...
Mötley Crüe / Girls, Girls, Girls(1987年)の紹介と感想
このアルバムの後にリリースされた「Dr. Feelgood」を先に聞いて良かったので、過去のリリースアルバムに戻って聞いたのがこのアルバムでした。 こっちの方が、ヒットした「Dr. Feelgood」よりも、アリーナロック色が弱く、HR /...
Aztec Camera / Love(1987年)の紹介と感想
このアルバム このアルバムがリリースされた頃にはアズテック・カメラはロディ・フレイムによるソロプロジェクトになっていました。 日本では、アズテック・カメラがネオアコの重要なバンドのひとつとされるようです。 ネオアコが全然分からないので、そう...
タイトルとURLをコピーしました