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John Beltran / Ten Days Of Blueの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)(超超おススメアルバム)

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このアルバム

とてもロマンチックなアルバム。

アンビエント・テクノ。硬めのリズムが特徴的で、硬めの音が苦手な人には取っつきにくいかもしれない。

硬めの音が、心をとぎすまして聞くことを要求する。ほどよい緊張感を求められながらも、浮遊感を味わえるアルバムとなっている。

個人的に好きなのは3曲目、4曲目、7曲目と8曲目。

これらを聞くためにこのアルバムを回すことがある。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
※この年にリリースされたアルバムを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

John Beltran
1996
Album title : Ten Days Of Blue
Label : Prace Frog Records

John Beltran

曲目

1 Flex
2 Collage of Dreams
3 Gutaris Breeze (6000km to Amsterdam)
4 Ten Days of Blue
5 Venim and Wonder
6 Deluge
7 Decembers Tragedy
8 Soft Summer
9 Collage of Dreams (Outro)

3曲目:悲しいくらいに美しい。硬めのリズムに、柔らかい木琴のようなシンセ。それに悲しい旋律を奏でる管楽器。ミニマルな展開がとても良い。

4曲目:アルバムタイトル。少し前にリズムが出ているが、全体に流れるアンビエントで優しいトラックが耳に心地よい。

7曲目:硬いリズムのないアンビエント。シンセが少し硬く聞こえるかもしれないが、その堅さを有り余る美しさで補っている。徐々に盛り上がっていき、パァっと散るようなシンセのきらめきがたまらない。

8曲目:アルバムの中では柔らかめの音。

アルバムの評価

★★★★★★★★★★
【評価の内訳】5.2
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.1.2
Aランク:3曲目、4曲目、7曲目、8曲目
Bランク:2曲目、6曲目、9曲目

John Beltran(ジョン・ベルトラン)プロフィール:
父親はプエルトリコ人、母親はメキシコ人。
初期においてはデトロイト系のテクノの影響を受けている。1991年カール・クレイグのRetroactiveレーベルより、マーク・ウィルソンとのユニットであるPlacid Angles名義のシングル”Aquatic”でデビュー。
1995年にベルギーのR&Sから”Earth And Nightfall”をリリース。1996年にPeace Frogから”Ten Days of Blue”をリリース。
自身のサウンドに飽きが来て、ジャズ・フレイヴァーなものに傾倒した後、自らのルーツであるラテン・サウンドを探求していく。キューバン、プエルトリカンなリズムやムード、そうしたものを追い求めるようになる。
1999年には、セス・テイラー、サム・マックイーンとのユニットIndioを結成し、デリック・メイ主宰のTransmatレーベルから”Indio”をリリース。
職人的な地味さがあるが、根強い人気を誇り、チルアウトやラウンジのコンピレーションにも度々収録される。

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