このアルバム
日本オリジナルの企画版。
チル・アウト向けの曲はなく、ラウンジのアルバム。
また、DJがコンパイルしたものではないが、アーティストを4組に絞ったおかげで、音の傾向が拡散しないで、まとまった感じを与える。結果として、よい感じにまとまりを見せている。
面白いことに、北欧の人間の奏でる音楽は、家具やインテリアのデザイン同様に、あまり飾り気がない。
飾り気はないが、一つ一つの音が家具やインテリアのデザイン同様のシャープさとシンプルさを見せている。無駄な音が排除されているのは気持ちが良い。
さて、このアルバムだが、スカンジナビアの玄関とも言えるコペンハーゲン空港と、空港に直結しているホテル、ヒルトン・コペンハーゲン・エアポートをイメージして作られている。
ヴィルヘルム・ラウリッツェン建築事務所デザインによるコペンハーゲン・エアポートは、2002年の80,000人に対するアンケートで世界一の空港に選ばれた。空港と直結するホテルも同事務所による設計である。
このアルバムでは、空港やホテルをイメージして音楽としてラウンジをテーマとしている。
ピックアップされたアーティストも、北欧で統一され、スカンジナビアの3カ国から4組(別名義が1つあるので、実質4組)がチョイスされている。
Physics(=Superstar)はスウェーデン。Martinezはスウェーデン生まれで、現在はデンマーク在住。Misery Boyもスウェーデン。Dalminjoはノルウェー。
アルバムはシチュエーションによりテーマ分けされている。快適な飛行でラウンジを楽しむ「Pleasant Flight」(1~4曲目)、搭乗する前の高揚感を表した「Boading Gate」(5~8曲目)、ホテルのVIPラウンジでのひとときを表した「Vip Club Room」(9~12曲目)である。
曲目
Copenhagen Airport
“Copenhagen Airport terminal”
2002
Label : Rambling Records
Compiled by –
artist / title
1 Physics / Tie Me Down
2 Martinez / Autumn Jazz
3 Misery Boy / Waste Of Space
4 Dalminjo / So Oooh
5 Physics / Flying Away
6 Physics / Leaving Monte Carlo
7 Superstar / Airwaves
8 Superstar / Apre Le Mans
9 Physics / Give A Little Bit More
10 Misery Boy / Life
11 Misery Boy / Need Water
12 Dalminjo / RoySkatt
アルバムの評価
★★★★★★☆☆☆☆
【評価の内訳】3.3
【構成・バランス】B=1.5
【飽きのこなさ】B=1.5
【曲の好み】Av.0.3
Aランク:-
Bランク:1曲目、3曲目、4曲目、10曲目