このアルバム
神秘的というか、深淵というか、ダークというか…。また、チルアウトでもあり、アンビエントでもあるような。
これらのいずれのイメージで合っているような気もするし、また、それぞれの本来のイメージから考えると若干違う気もする。
個人的にはベースやキックをもっと重たくして、ダークでディープな感じにしてもよかった気がする。もしくは、そういう曲を1、2曲入れてもらえればよかった気がする。そうすれば、満点だったのに。
1曲目:オーロラをイメージしている感じがある。だが、氷の国の冷たい感じはない。むしろ暖かい感じである。暖かい地域で想像するオーロラの感じなのだろうか。
2曲目:野太いストリングスの旋律が、深遠なところへと引っ張っていく。その裏で流れるシンプルなシンセが透明感を与える。夜空の星空が瞬く感じであるが、その星空を見ている場所は北国という感じである。
3曲目:1曲目、2曲目に続いて、冷たい感じのする、それでいて、クリアで綺麗なクリスタルのような透明感のある曲。
4曲目:アンビエントな感じ。これもまた透明感にあふれた一曲。
5曲目:うってかわり、パーカッションが温かい印象を与えてくれる。ギターの柔らかい音色とピアノシンセの音色が全体を優しく包んでくれる。
7曲目:彷徨う感じというのだろうか。ゆったりとして、酩酊した感じでもあるし、浮遊している感じでもある。
9曲目~11曲目は控えめながら、とてもヨシ。とくに11曲目などは、ピアノの旋律が美しい。
<参考>
1曲目:Cafe del mar sieteに収録。
2曲目:Hed KandiのWinter Chill 06.03に収録。
3曲目:Hed KandiのWinter Chill 2に収録。
5曲目:REAL IBIZA 6に収録。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Lux
2005
Album title
“Northern Lights”
Label : Artic
1 Northern Lights
2 100 Billion Stars
3 So La Ra Dsa
4 Nepalese Mustang
5 Secret Fish
6 Slate
7 White Widow
8 Sativa
9 Indica
10 Nsangu
11 Holding Angels
アルバムの評価
★★★★★★★★★☆
【評価の内訳】4.8
【構成・バランス】A=2
【飽きのこなさ】A=2
【曲の好み】Av.0.8
Aランク:-
Bランク:1曲目、2曲目、3曲目、4曲目、5曲目、7曲目、9曲目、10曲目、11曲目