Massive Attack / Mezzanine(1998年)の紹介と感想

このアルバム

また音が変わりました。

3作とも別々に聞くと、違うのですが、一気に聞くとやはりMassive Attackの音であることがわかります。

それぞれに共通するMassive Attackの”音”といえるものがあるのです。

さて、今度はダークさとヘビーさが前面に出ています。ある意味グランジの雰囲気といっても良いかも知れません。

暗くて、重い、深い海の底を歩いている感じです。

キックとベースの重さは凄い!!!としか言いようがありません。

安っぽいスピーカーやヘッドホンでは音が割れますので、注意が必要です。

このアルバムのシングルリリースは次の曲です。

1. Risingson
2. Teardrop
3. Angel
4. Inertia Creeps

このダークでヘビーなアルバムの中で、3曲目のTeardropは暗い部屋の中に、さっと差し込んだ光のように感じます。

従来、暗さの目立つトリップ・ホップにあって、一般受けもする楽曲というのはほとんどありませんでした。

それが、この一曲でその線を越えることが出来たのです。

トリップ・ホップの新たな道が開けた一曲でもあります。

この系統の楽曲として傑作の部類に入ると思います。

Teardropをジャズ風にアレンジしたのがfox capture planのCOVERMINDに収録されています。これはこれでいいです。

※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。

曲目

Massive Attack
Mezzanine
1998
Label : Virgin

1. Angel
2. Risingson
3. Teardrop
4. Inertia Creeps
5. Exchange
6. Dissolved Girl
7. Man Next Door
8. Black Milk
9. Mezzanine
10. Group Four
11. (Exchange)

アーティストの紹介

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2017.06.18