このアルバム
Jose Padillaのセカンド・アルバム。
多くの曲がファースト・アルバムからの間にCafe del Mar等で発表されているのを収録しています。
前作と比べると曲調のバリエーションが広がっている感じです。前作同様のもあれば、より軽やかな曲、深い印象を与える曲…。バラエティに富んでいる分、Chill Outになじみのなかった人にも聞きやすくなった感じです。
さて、5曲目Adios AyerはJose Padillaの曲の中で最も有名な曲ですが、注目はボーカルの担当がSeal(シール)であることでしょう。
もともとSealが有名になったのはクラブ系のボーカルとしてのフィーチャリングでしたので、不自然ではないですが、始め聴いたときは”どっかで、聴いたことのある声質だよなぁ”と思いつつもSealだとは思いませんでした。
Adios Ayerはマキシで2枚リリースされました。昼と夜をイメージしたジャケットでリリースされました。
昼のジャケットはオレンジで、CDの盤面には太陽が描かれています。
1曲目はCafe del Mar 6に収録されているバージョンです。個人的にはこれに一番親しんでいるので、これが一番良いと思っています。
2曲目はトランス。いまひとつ合わないように思うのは、オリジナルが好きなためかもしれません。
3曲目はオリジナルのイメージを損なわずにダウンテンポな感じにリミックスしています。
1.Adios Ayer (Original Mix)
2.Adios Ayer (Farda’s Barcelona Remix)
3.Adios Ayer (Zuell Remix)
夜のジャケットは青で、CDの盤面には月が描かれています。
1曲目はアルバム”Navigator”に収録されているバージョンと同じです。
2曲目がリミックスなのですが、曲名を知らないで聞くと、全く分かりません。
このマキシもそうですが、もう一枚のマキシの内容も”Navigator”のリミッテッド・エディションにすべて収録されています。
1.Adios Ayer 2001 (Featuring Seal)
2.Adios Ayer (Paul Daley Remix)
3.Enhanced Video
12曲目はBurt Bacharach(バート・バカラック)の映画「007 Casino Royale(カジノ・ロワイヤル)」の挿入歌”The Look Of Love”を元Brand New Heavies(ブラン・ニュー・へヴィーズ)のN’dea Davenportがヴォーカルをとっています。
ジャケットが異なるバージョンは、1年後に様々なリミックスをぶち込んでリリースされたものです。お得感はありますが、1枚のアルバムとしてのバランスは崩れています。様々なリミックスを聴きたいのであれば、こちらの方が良し。
※この系統の音楽で他のアーティストを探したい場合は「チルアウトとラウンジとは」が多少なりとも参考になると思います。
曲目
Jose Padilla
2001
Album title
“Navigator”
Label : East West
1 Something
2 Las Cazuelas (2000 Remix)
3 Bosaxi (Touched Mix)
4 Navigator (part 1)
5 Adios Ayer (Fresh Mix)
6 Karyn
7 Lontano
8 Dynamic Earth (Gravity Mix)
9 Navigator (part 2)
10 Strolling
11 Nina
12 The Look Of Love
José Padilla(ホセ・パディーヤ)の紹介
2001年の他のアルバム