前作から6年ぶりの最新シリーズです。
今回は「フライング・ダッチマン号」の船長になったウィル・ターナーの息子・ヘンリー・ターナーがウィルに会いに行くところから始まります。
12歳になったヘンリー・ターナーはウィルにかけられた呪いを解く方法を見つけました。
鍵となるのはポセイドンの槍です。
呪いを解くために、ジャック・スパロウを探し、ポセイドンの槍を見つけに行く冒険が始まります。
ポセイドンはギリシア神話の海の神様です。三叉の矛を使用していました。これが本作のポセイドンの槍です。
ポセイドンの槍は見つけられるのでしょうか?
そしてウィルにかけられた呪いは解けるのでしょうか?
そのジャック・スパロウですが、前作で黒ひげからブラック・パール号を取り戻したものの、ブラック・パール号は瓶に閉じ込められたままです。
セント・マーティン島で落ちぶれた生活を送っており、起死回生の銀行強盗を計画しますが、金庫に入っていたお金は途中で落としてしまい、金庫には全く残りませんでした。
そして、愛想をつかした部下たちに見放されてしまいます。
さて、今回、ビッグ・ゲストが出演しました。ビートルズのポール・マッカートニーです。親族としての出演でした。
父役としてローリング・ストーンズのキース・リチャーズが出演しましたが、これに続いてのビッグ・ゲストです。
このシリーズのエンドロールは健在ですので、エンドロールが始まっても最後まで見るのをおススメします。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズはDisney+であれば常時見ることができます。
ネタバレ
新たなカップル
シリーズのカップルといえば、ウィルとエリザベスでしたが、今回新たなカップルが誕生します。
天文学者カリーナ・スミスは、その知識ゆえに魔女と恐れられていますが、ポセイドンの槍を探しています。
父の呪いを解き放ちたいヘンリーと利害が一致するのです。
ヘンリーはポセイドンの槍のある場所を示す地図を読めるカリーナに次第に惹かれていきます。
ポセイドンの槍のある場所を示す地図は、星空にあります。
天文学者であるカリーナでなければ読み解くことができません。
キャプテン・ジャック・スパロウの誕生
ジャック・スパロウがいかにして船長になったかが語られます。
それは、ジャックの帽子や数々のアクセサリーがどのようにしてジャックの物になったのかの物語です。
ジャック・スパロウが持っているコンパスがどのようにしてジャックのものになったのかが分かります。
コンパスは方角を示してはくれませんが、その時持ち主が求めている物の在り処を示してくれる変わったコンパスです。
ジャック・スパロウ因縁の相手
今回の敵は、「海の処刑人」アルマンド・サラザールが率いるスペイン海兵の亡霊達です。
サラザールは、かつてジャックに嵌められ、生ける亡霊と化したサイレントメアリー号の艦長です。
サラザールはジャックに嵌められ、魔の海域に入り込んで呪われてしまいます。
そのため、ジャックへの復讐心が半端ではありません。
ヘクター・バルボッサの秘密
ヘクター・バルボッサは「アン女王の復讐号」を旗艦にカリブ海の海賊達をまとめ上げていました。
そのバルボッサには秘密がありました。なんと娘がいたのです。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ全てに出演している登場人物の意外な秘密が明かされたのです。
ポセイドンの槍のある場所
ポセイドンの槍を見つけるには、地図に乗っていない島を見つける必要がありました。
カリーナが天文学の知識を駆使して、目当ての島を見つけます。
島は天空をそのまま地上に映し出していました。
ポセイドンの槍を示す星座もあったのですが、その一つが光っていません。
しかし、バルボッサがカリーナの持つルビーをはめると光り輝き出すのです。
ルビーは、カリーナが幼い頃に生き別れた父が残した「ガリレオ・ガリレイの日記」の皮革の表紙に嵌め込まれていたものでした。
ルビーが輝き出すと、たちまち海が二つに別れました。まるでモーゼの海割りのようです。
ここで不思議に思うのは、いくつかあります。
- 何故バルボッサがカリーナの持つルビーがそれだと分かったのか
- ギリシア神話の神であるポセイドンの槍が、何故カリブ海にあるのか
エンドロールで登場したのは
さて、今回、海の呪いを解き放ったはずですが、エンドロールで姿を現したのは死んだはずのデイヴィ・ジョーンズでした。
その姿は呪われたままの姿です…。いったいどういう事でしょう?
デイヴィ・ジョーンズにかけられた呪いは海の呪いではないのでしょうか?
映画情報(題名・監督・俳優など)
パイレーツ・オブ・カリビアン5/最後の海賊
(2017年)
監督 / ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
脚本 / ジェフ・ナサンソン
原案 / ジェフ・ナサンソン、テリー・ロッシオ
製作 / ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮 / マイク・ステンソン、チャド・オマン、ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr、テリー・ロッシオ、ブリガム・テイラー
出演:
ジャック・スパロウ / ジョニー・デップ
ヘンリー・ターナー / ブレントン・スウェイツ
カリーナ・スミス / カヤ・スコデラリオ
アルマンド・サラザール / ハビエル・バルデム
ヘクター・バルボッサ / ジェフリー・ラッシュ
ジョシャミー・ギブス / ケヴィン・マクナリー
シャンサ / ゴルシフテ・ファラハニ
スカーフィールド / デヴィッド・ウェナム
スクラム / スティーヴン・グレアム
マーティ / マーティン・クレバ
マートッグ / ジャイルズ・ニュー
ムルロイ / アンガス・バーネット
クレンブル / アダム・ブラウン
ジャック・スパロウ(若き日) / アンソニー・デ・ラ・トーレ
ウィリアム・ターナー・ジュニア / オーランド・ブルーム
エリザベス・スワン / キーラ・ナイトレイ
ジャックおじさん / ポール・マッカートニー
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