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(映画)スパルタカス(1960年)の感想とあらすじは?

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感想/コメント

古代ローマで「スパルタクスの反乱」と称される第三次奴隷戦争の首謀者として知られるスパルタクスを描いた歴史スペクタクルです。

3時間を超える長い映画ですが、意外とその長さを感じさせません。

「スパルタクスの反乱」は奴隷戦争の中でも最大のものだったといわれています。また、剣闘士であるスパルタクスらが主導したため、剣闘士(グラディエーター)戦争とも呼ばれています。

結末はご存じの通り、鎮圧されるわけですが、スパルタクスの死体というのは、切り刻まれて本人かどうか分からないほどだったともいわれていますし、発見されなかったともされています。

ここに様々な物語が生じる要素があるわけです。

スパルタクスの最期が、本作ではどのように描かれているのかは見てのお楽しみです。

海外の人名は、その国の言葉で表記することが一般的になってきています。

この映画は全ての人名が英語読みなので注意が必要です。

  • スパルタカス=「スパルタクス」
  • マーカス・リシニアス・クラサス=「マルクス・リキニウス・クラッスス」
  • グラッカス=「グラックス」
  • カイアス・ジュリアス・シーザー=「ガイウス・ユリウス・カエサル」

スパルタクスの乱を扱った書籍。

ローマ時代を舞台にした映画

この年に公開された映画やドラマを下に方に載せておりますので、ご参考になさってください。

あらすじ/ストーリー/ネタバレ

紀元前1世紀。リビアの鉱山。

トラキア人奴隷のスパルタカスは倒れた奴隷を助けようとして衛兵に反抗し見せしめにあわされた。

そこに剣闘士の卵を探しにきた剣闘士養成所のバタイアタスに見出され買われていった。

スパルタカスはバタイアタスと剣闘士上がりのマッセラスに目を付けられる。

一方で女奴隷のバリニアと知り合い、互いに惹かれていくようになる。

ある日、ローマの名将クラサスが養成所を訪ねてきた。剣闘士同士の真剣試合を所望し、スパルタカスは黒人剣闘士のドラバと戦うことになった。

ドラバとの戦いで、スパルタカスは剣を失い、ドラバにとどめを刺されるだけとなったが、ドラバはとどめを刺さず、持っていた槍でクラサスらに襲い掛かった。

ドラバの死体は養成所内に見せしめとして逆さづりにされた。

クラサスは接待に出たバリニアをみそめて、バリニアを買い本国に送れと命じた。

翌日、それを知ったスパルタカスはマッセラスに襲い掛かり、他の剣闘士と協力してマッセラスと衛兵達を殺害した。

剣闘士達は養成所を制圧し、やがてヴェスヴィオ山中に立てこもって、他の奴隷達を仲間に加えていった。
バリニアも愛するスパルタカスのもとに戻ってきた。

奴隷の反乱に、ローマでは元老院の中でクラサスらと対立するグラッカスの主導権争いが起きていた。

グラッカスはクラサスの勢力を駆逐するため、クラサスの親友グラブラスが率いるローマ警備隊を奴隷軍攻撃に派遣し、かわりにグラッカスは自分の友人ジュリアス・シーザーを守備隊長に任命した。

クラサスはシチリア人の奴隷で詩吟を専門とするアントナイナスを購入して側に置いたが、アントナイナスはスパルタカスのもとに逃亡した。

奴隷軍はグラブラスを撃滅し、グラブラスは単身逃げ戻った。クラサスはその責任をとって引退に追いこまれた。

スパルタカスは、東方のキリキア海賊の船によってイタリアから脱出する計画をたて、南イタリアのブリンディジ目指して南下した。

グラブラスの敗北のあと、正規軍であるローマ軍団が投入されたが、いまや数万に膨れ上がったスパルタカスの反乱軍は次から次へとそれらを打ち破った。

グラッカスはクラサスに再起を頼み、クラサスは成功したら執政官になることを条件に引き受けた。

スパルタカスの軍勢はブリンディジの手前まで到着していたが、キリキア海賊はクラサスによって買収されて撤収してしまった。

嫌な情報は次々に届く。スペインからポンペイウス、小アジアからはルクルスの軍団がクラサスの増援として到着していた。

スパルタカスはローマに進撃してクラサスの主力を打ち破ることによって、この戦争を一気に終結させることを決意した。

カプア近郊の大平原で両軍は戦火を交えた…。

映画情報(題名・監督・俳優など)

スパルタカス
(1960年)

監督: スタンリー・キューブリック
製作総指揮: カーク・ダグラス
原作: ハワード・ファスト
脚本: ダルトン・トランボ
音楽: アレックス・ノース

出演:
スパルタカス / カーク・ダグラス
マーカス・リシニアス・クラサス/ ローレンス・オリヴィエ
グラッカス / チャールズ・ロートン
バリニア / ジーン・シモンズ
レンチュラス・バタイアタス / ピーター・ユスティノフ
アントナイナス / トニー・カーティス
カイアス・ジュリアス・シーザー/ ジョン・ギャヴィン

受賞

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