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10cc / Mirror Mirrorの鑑賞録(曲目と感想と紹介を添えて)

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このアルバム

チルアウト、ラウンジの参考ディスク。

1曲目の「I’m Not in Love」はボーカルを押さえれば、そのままチルアウト、ラウンジの両方に通じる。

もっとも、どちらかというとチルアウトに近い。

このアルバムはオリジナルの日本版企画。目玉は1曲目の”I’m Not in Love”を再録した点。

実はオリジナルを聞いたことがないので、比較しようがないが、このアルバムに収録されているのは、柔らかい打ち込みによるデジタル・リワークといった感じ。他の曲でも同様の処理がされていたり、別の処理が施されていたりする。

オリジナルの完成度に満足していれば、リワークとはならなかったはずだから、それなりの不満があったのだろう。

オリジナルの発表時点から考えると、様々な楽器や録音機器が登場している。ミュージシャンだったら、こうした新しい機器で再録してみたいという気が起きてもおかしくない。

結果的にはこの試みはよかったのではないかと思う。オリジナル曲の発表年代を考えると、音に雑味やノイズが入り込んでいただろうと思う。そうした雑味やノイズが全くないクリアなアルバムに仕上がっている。

ノイズや雑味があった方が味わい深いという思う人もいるだろうが、私個人はクリアな音が好きなので、こちらでよかったと思っている。

※曲のリストをうまくご活用ください。きっとお目当ての曲が見つかると思います。良い音楽との出会いを楽しんでください。
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曲目

10ccMirrorMirror
10cc
“Mirror Mirror”
1995
Avex Critique/BMG

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1 I’m Not in Love [Rework of Art Mix]
2 Peace in Our Time
3 Ready to Go Home
4 Monkey and the Onion
5 Why Did I Break Your Heart
6 Code of Silence
7 Take This Woman
8 Grow Old With Me
9 Age of Consent
10 Everything Is Not Enough

10cc(テン・シーシー)プロフィール

イギリスのマンチェスター出身のグループ。ポップでありながらひねりのある実験的な独自のサウンドで、解散した今も根強い人気を誇る。
1972年、UKレーベルからのデビュー・シングル”ドナ”をスマッシュ・ヒットさせる。1973年に1stアルバム「10cc」、1974年、2ndアルバム「シート・ミュージック」を発表し、1975年の3rdアルバム「オリジナル・サウンドトラック」発表後、メンバー間の方向性の違いが次第に顕著になり、1976年の「びっくり電話」を最後にゴドレイ&クリームが脱退。以後はグールドマンとスチュワートが中心となってよりポップな音楽を展開していくが、1983年に正式解散。
1992年にオリジナル・メンバーが集まって、「MEANWHILE」を発表、1995年にはグールドマンとスチュワートにより「ミラー、ミラー」を10cc名義で発表。
1972年-1976年・オリジナルメンバー
グレアム・グールドマン(Graham Gouldman):ベース、ギター、ボーカル
エリック・スチュワート(Eric Stewart):ボーカル、ギター、キーボード
ロル・クリーム(ロル・クレーム)(Lol Creme):ボーカル、ギター、キーボード
ケヴィン・ゴドリー(ケヴィン・ゴドレイ)(Kevin Godley):ボーカル、ドラム
1976年以降
ケヴィン・ゴドリーとロル・クリームが脱退しゴドリー&クリーム(ゴドレイ&クレーム)を結成。以後、10ccはエリック・スチュワートとグレアム・グールドマンを中心に活動を続ける。
1983年
正式に解散。
1992年
期間限定の再結成を果たし「ミーンホワイル」をリリース。これにはゴドレイ&クレームもゲスト参加した。翌1993年に来日コンサートを行なう。
1995年
スチュワートとグールドマンにより「ミラー・ミラー」を「10cc」名義でリリース。同年、来日コンサートを行なう。

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