映画「ロッキー」(1976年)を観た感想と作品のあらすじや情報など

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※ネタバレ満載ですのでお気をつけください。 関連記事を下の方で紹介しています。 ご参考になさってください。

感想/コメント

★★★★★★★★☆☆

シルベスター・スタローンの出世作

シルベスター・スタローンを一躍アクション系のトップスターにした映画。

ストーリーは単純で、前半の間延びしたところや、スタローンの演技が冒頓すぎて何とも言えずない点が残念だが、最後の15分~30分の盛り上がりは見ごたえがある。
タイトルマッチが決まり、早朝のトレーニングを開始するロッキー。生卵を5つ飲み込んでからランニングを始める。だが、鈍った体ではキチンと走れない。フィラデルフィア美術館の階段をよたよたと駆け上るロッキー。
それが、トレーニングを積むにつれて、体の切れが増し、フィラデルフィア美術館の階段を軽快に駆け上り、両手を挙げるシーン。
印象的なシーンだが、このあたり以降からが、この映画の見どころになる。

そして、タイトルマッチ。
ビッグチャンスをもらったロッキーが、そのチャンスに食らいついていく姿は、まさにアメリカン・ドリームを体現しているかのように映ったのだろう。
そして、アメリカ人は、強いアメリカをこの映画で思い出したのだ。
こうしたところが、反体制的なアメリカン・ニューシネマが流行っていた当時のアメリカ映画の雰囲気を変える、エポック・メイキングな映画となった理由なのだろう。

映画と音楽

この映画を見て思うのは、ストーリーが余程ひどくなければ、音楽というものがどれだけ映画にインパクトを与えるかというのが良く分かるということである。

ロッキーのテーマ曲をあまりにも有名なので、聞いたことがある人は多いと思うが、以外にも映画の中で流れる回数は少ない。

それにもかかわらず、この映画を思い出す際には、テーマ曲が一緒にくっついてくるのだから、音楽がどれだけ重要かということである。

エイドリアン役のタリア・シャイア

エイドリアン役のタリア・シャイアは、コッポラ一族。本名はタリア・ローズ・コッポラ。

父はカーマイン・コッポラ。元NBC交響楽団のフルート奏者で、作曲家。地獄の黙示録、ゴッドファーザー、ナポレオンなどを担当。
兄はフランシス・F・コッポラ。映画監督で地獄の黙示録、ゴッドファーザーなど。
息子は俳優のジェイソン・シュワルツマンと歌手のロバート・シュワルツマン。
姪に映画監督のソフィア・コッポラ、甥に俳優のニコラス・ケイジがいる。

ロッキーのほか、兄のフランシス・F・コッポラが監督した映画「ゴッドファーザー」、「ゴッドファーザーPARTII」でマイケル・コルレオーネの妹コニー役を演じている。

あらすじ/ストーリー

ロッキー・バルボア

ロッキー・バルボアはボクシングの試合に勝った。
だが、ボクシングのファイトマネーだけでは生活していけない。
次のファイトの日程も短期間で組まれている。

ロッキーは生活のために、知人の高利貸しの取立人を請け負っていた。
試合の翌日も取り立てのために出かけた。

そのままボクシングジムへ戻ってみると、ロッキーが長らく使っていたロッカーを別の男が使っていた。
ロッキーの道具は頭陀袋に入れられている。
怒ったロッキーはトレーナーであるミッキーを問いただしたが、ミッキーは素質がありながらも何もしないロッキーに愛想をつかし、有望な新人にロッカーを与えたのだといった。

エイドリアン

やるせない気持ちのままロッキーは近所のペットショップに立ち寄った。
飼っている亀のえさを買う口実だが、ペットショップで働いているエイドリアンに会うためである。
エイドリアンはロッキーの親友で、精肉工場で働くポーリーの妹だ。
ロッキーはエイドリアンに恋心を抱いていたが、内気で人見知りなエイドリアンはなかなか打ち解けない。

世界チャンピオン、アポロ・クリード

世界チャンピオンであるアポロ・クリードは困っていた。
建国200年祭のイベントの一環として開催される世界ヘビー級タイトルマッチの対戦相手が負傷して、タイトルマッチが組めなくなった。
多額のプロモーション費用を使っているので、いまさらタイトルマッチを失くすわけにはいかない。
だが、いい相手がいない。皆が考えている中、アポロが全くの無名選手と戦うことを提案した。
無名選手にアメリカン・ドリームを体現させることで世間の話題を集めようというのだ。
アポロは、選手図鑑を見ながら一人のボクサーに目が留まった。ロッキーだ。

ロッキーはありがたい申し出だが、いったんは断った。実力の差が歴然としており、自分がサウスポーであることからなどからだ。
だが、ロッキーは引き受けた。

トレーニング

タイトルマッチが決まり、一人でトレーニングを始めるロッキー。
ミッキーが自身の豊富な経験からマネージャーを申し出てきた。ロッキーは今まで何も助けてくれなかったミッキーに怒りをぶつけたが、最後はミッキーの助けを得ることにした。
ポーリーはスポンサーを名乗り出てきた。
そして、エイドリアンもロッキーを支えてくれた。
この日から、ロッキーは経験したことのない過酷な特訓を始めた。

試合前日の夜、ロッキーはエイドリアンに絶対勝てないと弱音を吐いた。
だが、最終15ラウンドまでリングの上に立っていられたら、自分がただのゴロツキではないことが証明できると、つぶやいた。
ロッキーの覚悟が決まった。

タイトルマッチ

タイトルマッチ当日。
賭け率は50対1。アポロの優勢は誰の目にも明らかだった。
アポロは早いラウンドでの終わりを予告していた。

だが、最初のダウンを奪ったのはロッキーだった。
ロッキーは予想外に善戦した。
ラウンドを重ね、第14ラウンド、アポロのパンチでダウンしたロッキー。起き上がるなとミッキーはいうが、ロッキーは立ち上がった。

そして、最終ラウンド。
ロッキーもアポロもよれよれの状態だった。
試合は判定になった。

勝者はアポロ。
だが、ロッキーにはそんなことはよかった。
ロッキーはエイドリアンの名を叫んだ。エイドリアンもまたロッキーの名を叫んだ。
そして、二人はリングで抱き合った。

映画情報(題名・監督・俳優など)


ロッキー
(1976年)

監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
作詞:エイン・ロビンス,キャロル・コナーズ
音楽:ビル・コンティ

出演:
ロッキー/シルヴェスター・スタローン
エイドリアン/タリア・シャイア
ポーリー/バート・ヤング
アポロ/カール・ウェザース
ミッキー/バージェス・メレディス

受賞

アカデミー賞

  1. 作品賞
  2. 監督賞
  3. 編集賞

ゴールデングローブ賞

  1. 作品賞 (ドラマ部門)

ニューヨーク映画批評家協会賞

  1. 助演女優賞

ロサンゼルス映画批評家協会賞

  1. 作品賞

日本アカデミー賞

  1. 最優秀外国作品賞

ブルーリボン賞

  1. 外国作品賞