映画「グランド・イリュージョン」(2013年)を観た感想と作品のあらすじや情報など

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※ネタバレ満載ですのでお気をつけください。
関連記事を下の方で紹介しています。
一度ご覧ください。

感想/コメント

★★★★★★★★☆☆

最初のダニエル・アトラスのカードマジックに見事に引っかかってしまった私です。

それぞれの得意とする技を披露しながら、フォー・ホースメンとなる4人を紹介するあたりは、なんとなくオーシャンズ11を思い出した。

この映画での大きなイリュージョンンは3つ。
ラスベガスと、ニューオリンズと、ニューヨークのファイブ・ポインツ。
このすべての種明かしが映画でされる。

だが、最大の謎は、最後に明かされる。

さて、The Four Horsemenとはヨハネの黙示録の四騎士。
キリストが解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるとされる。
四騎士はそれぞれが地上の四分の一の支配し、勝利の上の勝利(支配)、戦争、飢饉、死と関連しているとされる。
あえて、映画にこれを持ってきたのは何かの意図があるのだろうか。

そして「プロビデンスの目」。「イルミナティの目」「ホルスの目」とも呼ばれ「1ドル札のピラミッド」に描かれている「目」である。
秘密結社のフリーメイソンのシンボルとされるマークだが、このマークも持ち出したところに、この映画に込められた、別の意図が垣間見える。

あらすじ/ストーリー

フォー・ホースメン

ダニエル・アトラスは、多少は知られた有名なマジシャンだった。
メリット・マッキニーは一昔前に人気だったが、今はメンタリストとして催眠術などを得意としていた。
ヘンリー・リーブスは昔ダニエルの助手をしていた。脱出物を得意とするマジシャンだった。
ジャック・ワイルダーは全くの無名だが、カードを使ったマジックを得意としていた。
その、アトラス、マッキニー、ヘンリー、ジャックら4人の元にタロットカードが配られた。アトラスには「恋人」、マッキニーには「隠者」、ヘンリーには「高位巫女」、ジャックには「死」。

1年後。
彼らは「フォー・ホースメン」と名乗り、壮大なイリュージョンを行うことで人気を博していた。

ラスベガス

ラスベガスでのショー。
彼らは、無作為に選んだ観客の銀行口座がある銀行に、その観客をテレポーテーションさせた。それはパリの銀行だった、そして、銀行から大金を奪うというイリュージョンを行った。金は実際に銀行から無くなっていた。

この事態に、FBIが動いた。捜査官のディランが動き、アトラス、マッキニー、ヘンリー、ジャックら4人は事情聴取のために連行された。
この事件にインターポールからアルマが派遣された。ディランはアルマと組み、フォー・ホースメンを追うことになる。
事情聴取では、彼らから何も聞き出せず、トリックも分からず証拠もないため、釈放せざるを得なかった。

ディランは元マジシャンでマジックの種を暴露することで巨万の富を得ているサディアスに協力してもらうことにした。

サディアス・ブラッドリー

サディアスは、ラスベガスでのショーの種明かしをした。
ショーでは、無作為に選んだ観客のように見せているが、事前に彼らは観客に接触しており、彼の情報を調べきっていた。そして、彼を意図的に舞台上に上げたのだ。もちろん、観客本人はそれを知らない。観客はテレポーテーションなどしておらず、舞台下には本物そっくりの金庫が作られており、そこに落とされただけなのだ。紙幣はあらかじめ盗みだされており、発火するニセ金にすり替えられていた。そして、ショー本番となる。

サディアスはディランとアルマに、これは序章にすぎないと忠告した。続く、ニューオリンズで新たなショーが開催されることが決まっていたからだ。

ニューオリンズ

ディランとアルマは観客としてニューオリンズのショーに紛れ込んだ。
そして、彼らの目の前で、フォー・ホースメンのスポンサーであるアーサー・トレイスラーの貯金を盗み出して見せた。
アーサーは保険会社を経営しており、巨万の富を築いていた。そのお金が、会場の観客達の口座へと移されたのだ。観客はアーサーの保険会社に入会していたが、保険を支払ってもらえなかった被害者達だった。
アーサーは銀行口座から全ての資産を失った。観客達はフォー・ホースメンに歓声を送った。

ニューオリンズでもFBIはフォー・ホースメンに逃げられてしまった。

最後のイリュージョン

FBIはフォー・ホースメンが1番最初に集められた場所を突き止めた。
そこには証拠を隠滅しているジャックだけしかいなかった。
ディランはジャックと格闘するが逃げられてしまい、カーチェイスを繰り広げた。だが、ジャックは自動車事故で亡くなってしまう。

フォー・ホースメンは最後のイリュージョンをファイブ・ポインツで見せる。
エルクホーン警備会社が警備する金庫から現金を盗み出してしまう。
その大金をフォー・ホースメンのイリュージョンの種明かしをしてきたサディアスの車に瞬間移動させた。
サディアスは無実だと訴えるが捕まってしまう。

結末

サディアスはディランと留置所で直接話した。
彼はフォー・ホースメンの種明かしをしたが、ディランが黒幕は自分であることを告げた。

ディランはフォー・ホースメンの前に姿を現し、秘密結社THE EYに迎え入れた。

パリのポンデザール橋。
アルマはディランが黒幕だと気が付いたが、彼を逮捕しなかった。

ディランの父親は、マジシャンのライオネル・シュライクだった。シュライクは、サディアスにマジックのトリックを暴かれ、再起を賭けて脱出マジックを行ったが、その途中で死亡してしまったのだ。

シュライクは、パリ信用銀行に借金があった。そして、トレイスラー保険会社に加入していたが、保険金が支払われなかった。エルクホーン警備会社は、過去に金庫を作っていたことがあり、その金庫が不良品でシュライクは命を落としてしまったのだ。すべては復讐が目的だったのだ。

二人は秘密の封印として南京錠のたくさんあるフェンスに錠をかけ、鍵を川へと投げ捨てた。

小ネタ

最後のイリュージョンが行われた、ファイブ・ポインツ (5 Pointz) は、アメリカ合衆国ニューヨーク市のクイーンズ区ロング・アイランド・シティ (Long Island City) にかつてあった、世界最高の「落書きのメッカ」とされる屋外芸術展示空間(壁画で覆われたビル)だそうだ。

この場所を舞台にしたのが、ギャング・オブ・ニューヨークである。

映画情報(題名・監督・俳優など)

nowyouseeme
グランド・イリュージョン
(2013年)

監督:ルイ・ルテリエ
原案:ボアズ・イェーキン,エドワード・リコート
脚本:エド・ソロモン,ボアズ・イェーキン,エドワード・リコート
音楽:ブライアン・タイラー

出演:
J・ダニエル・アトラス/ジェシー・アイゼンバーグ
ディラン・ローズ/マーク・ラファロ
メリット・マッキニー/ウディ・ハレルソン
アルマ・ドレイ/メラニー・ロラン
ヘンリー・リーブス/アイラ・フィッシャー
ジャック・ワイルダー/デイヴ・フランコ
エバンス/コモン
アーサー・トレスラー/マイケル・ケイン
サディアス・ブラッドリー/モーガン・フリーマン