大本山成田山新勝寺 真言宗智山派大本山のひとつ

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真言宗智山派大本山

本尊は不動明王。不動明王信仰の寺院のひとつ。「成田不動」の名で知られる。

不動明王(ふどうみょうおう)は密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。
五大明王の中心となる明王。五大明王は、不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王。
真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等で幅広く信仰されている。

成田山はその縁起から平将門と密接な関係にある。
朝廷は平将門を調伏するために、いろいろな手を打っており、各地の寺社でも調伏の祈祷が行われていた。成田山新勝寺の縁起もそうした流れの一環のものである。
平将門の乱が平定されたのち、都周辺で調伏の祈祷を行っていた寺社には朝廷から土地が与えられたりしている。

成田山新勝寺は平安時代中期に起きた平将門の乱の際、939年(天慶2年)朱雀天皇の密勅により寛朝僧正を東国へ遣わしたことに起源を持つ。寛朝は京の高雄山(神護寺)護摩堂の空海作の不動明王像を奉じて東国へ下り、翌940年(天慶3年)、海路にて上総国尾垂浜に上陸。平将門を調伏するため、下総国公津ヶ原で不動護摩の儀式を行った。新勝寺はこの天慶3年を開山の年としている。乱平定の後の永禄年間(1566年(永禄9年)頃と考えられるが未詳)に成田村一七軒党代表の名主が不動明王像を背負って遷座されて伽藍を建立された場所が、現在の成田市並木町にある「不動塚」周辺と伝えられ成田山発祥の地と言われている。「また新たに勝つ」という語句に因み新勝寺と名づけられ、東国鎮護の寺院となった。その後、新勝寺は戦国期の混乱の中で荒廃し、江戸時代までは寂れ寺となっていた。
wikipedia

成田山新勝寺が人気を集めるようになったのは、歌舞伎役者の市川團十郎が関係しているのは有名な話。
市川團十郎は成田不動に帰依して「成田屋」の屋号を名乗った。現在でも、市川家の屋号が成田屋なのはこれがためである。
また、市川團十郎が、不動明王が登場する芝居を打ったこともあり、成田信仰の人気に拍車がかかることになる。

江戸から程よく遠い距離だったのも人気だったのだろう。
江戸から東へ向かう際の人気スポットになったということなのではないか。
不動信仰ということなら、江戸の南方面は、秦野にある大山不動尊も人気だったようだ。

山号 成田山
宗派 真言宗智山派
寺格 大本山
本尊 不動明王(大聖不動明王)
創建年 940年(天慶3年)
開基 寛朝僧正
正式名 成田山 金剛王院 神護新勝寺
別称 成田不動・成田山
札所等 関東三十六不動霊場三十六番札所
文化財 光明堂、釈迦堂、三重塔、仁王門、額堂(国の重要文化財)、鐘楼、一切経蔵他(成田市指定文化財)

所在地: 〒286-0023 千葉県成田市成田1
電話: 0476-22-2111

写真ギャラリー

地図

不動信仰

目黒不動(瀧泉寺)

目黒不動(瀧泉寺)の本堂を拝んで、独鈷の滝を見る
目黒不動(瀧泉寺)の本堂を拝んで、独鈷の滝を見る
目黒不動(瀧泉寺)の本堂を拝んで、独鈷の滝を見る。写真の掲載。目黒不動の本堂を拝む。そこから、下へ向かう途中にあるのが、銅造役の行者倚像(目黒区指定有形文化財)。

等々力渓谷の等々力不動尊(満願寺の別院)

等々力渓谷の等々力不動尊(満願寺の別院)の桜
等々力渓谷の等々力不動尊(満願寺の別院)の桜
等々力不動尊(満願寺の別院)の紹介と写真の掲載。豊富な水量を流す等々力の滝を見て、霊地と悟り、不動堂を創建したのが始まりとされる。不動像は1300年前の作といわれている。

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