[紹介]ハーバードの人生を変える授業:タル・ベン・シャハー(大和書房)[要約]

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一度ご覧下さい。

目次

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帯にはこう書かれている。

2010年11月30日第1版1刷

『あなたの人生に幸運を呼び込む本
4年で受講生が100倍、数々の学生の人生を変え、ハーバードで最大の履修者がつめよせた「伝説の授業」、ここに完全書籍化!』

節目節目で読み返す本

結論から先に書くと、節目節目で読み返して、書かれていることを実践するのがよいと思われる。

ポジティブ心理学

この類の本というのは、他にも結構ある。だが、その多くはスピリチュアルなものであったり、宗教的な色合いがあったりして、胡散臭いものである。
本書に興味を持ったのは次の2点に集約される。
1.世界最高峰の大学での正式な授業であること
2.学問的な裏付けがあること
つまりは、胡散臭さがあまりないということである。
実は、学問的な裏付けがあって、こうした類のものというのは、スピリチュアル系統や宗教系統以外に存在している。スポーツにおけるメンタルトレーニングやイメージトレーニングである。本書はこっちの系統だと思えばとっかかりやすいだろうか。

目次(本書ではこの目次が大切)

はじめに
1  感謝する
2  習慣化する
3  運動をする
4  仕事への考え方を変える
5  意義を見出す
6  思いやりの心をもつ
7  困難から学ぶ
8  すべてをシンプルにする
9  プロセスを楽しむ
10 理解し、理解される
11 失敗から学ぶ
12 完璧主義を手放す
13 価値ある行動をする
14 安全圏から出る
15 感情を味わう
16 一貫性をもつ
17 最高の瞬間をつかむ
18 長期的な関係をつくる
19 親切な行動をする
20 いいところを探す
21 「ありがとう」を言う
22 回復する
23 パートナーシップを築く
24 解釈を変える
25 子を育てる
26 これまでを振り返って
27 悲しみにうちかつ
28 期待をコントロールする
29 自分に優しくする
30 成熟する
31 本来の自分にもどる
32 「わからない」を受け入れる
33 嫉妬から学ぶ
34 内なる声を聞く
35 自分の感情を理解する
36 受け入れる
37 偉業を観察する
38 「ありがたい敵」をつくる
39 可能性を信じる
40 人を伸ばす
41 決断をする
42 安心できる場所をつくる
43 親密な関係をつくる
44 バランスをとる
45 お金を理解する
46 本当の目標を知る
47 天職を見つける
48 気持ちを切りかえる
49 深く根を張る
50 心をひらく
51 未来からいまをながめる
52 全体を振り返って
おわりに 宣言文をつくる

人は幾つになっても変わることができる

本書の書かれていることを実践し、自分の血肉にするためには、ひたすら刷り込み作業を行う必要がある。
このブログでも気になった箇所等を抜き出して、何度も書いていこうと思う。

1 感謝する

「ちょっとしたことでもいいので、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう」
 ▼
毎日1〜2分、感謝する時間を取ると、もっと幸せになり、意思が強くなり、エネルギッシュで楽観的になる
 ▼
感謝をしていた人々はよく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減った。
習慣化することによって、ふだん起こるいいことにもっと気付きやすくなる。
書いていることを思い浮かべたり、もう一度体験しているように感じることが大切。

2 習慣化する

変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることである。
 ▼
習慣をつくるには、確固たる価値観に基づき、きめられた行動を、特定の時間に行うことが必要である。
 ▼
野心的になり過ぎて失敗するより、ゆるやかに変化することが望ましい。成功は、それ自体がさらなる成功の源になる。

3 運動をする

週3回、1回30分の運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある
 ↓↑
運動しないことは憂鬱になる薬を服用しているのと同じようなもの
 ▼
運動には、自己評価や思考力・免疫力を高め、寿命を延ばし、よりよい睡眠が得られ、よりよい性生活を行えるという副次的効果がある。
 ▼
まずは、週3回、10分間のウォーキングから始めよう

4 仕事への考え方を変える

我々は遊びの方を好んでいるにもかかわらず、「その行為に完全に没頭し、最高の結果を出し(ピーク・パフォーマンス)、それを心から楽しんでいる状態(ピーク・エクスペリエンス)」は仕事でのほうが多い
 ▼
幸せになるためには、ただ楽しさを感じるだけでなく、楽しさを感じていると気づく必要がある。
 ▼
幸福で成功している人は、ずっと学び続けている。
勉強の内容は二つの分野で構成してみよう。「自己啓発」と「仕事に関連する知識習得」である。
 ▼
毎日決まった時間を勉強にあてるようにすること
「自己啓発」の本:ナサニエル・ブランデンの著書など

5 意義を見いだす

富でも名声でもなく、幸せこそが人生の価値を決める「究極の通貨」である。
 ▼
「究極の通貨」を見つけるために、一日の終わりに、その日何にどのくらいの時間を使ったかを書き出してみる。行動を把握する。
 ▼
今はしていないことで、人生にとっての「究極の通貨」を稼げる行動はあるか?

6 思いやりの心をもつ

他者の役に立てば立つほど、幸福感は大きくなっていく。
 ▼
誰かのために思いやりのある行動をし、感謝された時のことを思い出し、心の目でその人の反応を思い返してみよう。
 ▼
思いやりについて定期的に瞑想することは、心と体の健康を増進し、さらに思いやり深い人間にしてくれる。

7 困難から学ぶ

人は困難を克服することで幸福になれる。
 ▼
つらかった経験を書き出すことによって、気持ちの整理がつきやすくなる。
 ▼
何より大切なのは、最も深いところいある感情や思いと向き合うことである。

8 すべてをシンプルにする

たくさんの行動を詰め過ぎることによって忙しくなりすぎている。
 ▼
するべきことを減らして生活をシンプルにしても、成功は妨げられるわけではない。
 ▼
時間の使い方を見直す
「意義」と「楽しみ」の両方を感じられる活動に没頭する時間を取るようにしよう。

9 プロセスを楽しむ

現在の利益を将来のより大きな利益のためにあきらめることになっても、できるだけ将来に役に立つ活動に時間をかけること。
 ▼
ライフスタイルを分類する。
+出世競争型
+快楽型
+悲観型
+幸福型
四つのライフスタイルを選んでいた体験や期間について、四日間連続して、少なくとも一日15分を使って書いてみよう。感情や、行動、考え方を全部含めて書くことが大切。文法なんかは気にしないこと。

10 理解し、理解される

「慣れ親しんだ関係」こそが、大きな恩恵をもたらしてくれる。
 ▼
純粋な親密さを育てるためには「評価されたい」と思うことから、「理解されたい」と思うことへ焦点を移す必要がある。
 ▼
どうしたらパートナーが自分をもっと理解できるようになるのか?もしくは自分がパートナーをもっと理解するためにはどうしたら良いのか?
 ▼
共通体験を振り返る
意義と楽しみの両方がそろった共通体験に焦点を当てながら、ふたりの関係のいいところを書き出してみよう。

11 失敗から学ぶ

あきらめずに立ち向かうことは、勝ち負けや、失敗か成功かという結果よりも、自尊心にとって、長期的にいい結果をもたらす。
 ▼
実際に失敗した時のつらさよりも、失敗するかもしれないと感じる時の恐怖の方が、私たちを痛めつける。
 ▼
失敗からより賢く、強くなったということに気づけば、これからもずっと生き延びていけると自信を持つことができる。
 ▼
一週間、毎日15分かけて、失敗した経験やその状況について書いてみよう。

12 完璧主義を手放す

失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素
 ▼
失敗を楽しむまではいかないにしろ、自然な事として受け入れ、心配をあまりせずに活動を楽しむことができればよい。
 ▼
「最善主義」を身につける
完璧主義者
-失敗を拒否する
-つらい感情を拒否する
-成功を拒否する
-現実を拒否する
 ↑↓
最善主義者
-失敗を受け入れる
-つらい感情を受け入れる
-成功を受け入れる
-現実を受け入れる

13 価値ある行動をする

パレートの法則
20%の時間に努力を注ぐことで、期待する80%の結果は得られるだろう。
 ▼
80対20の法則に従って時間配分を考えよう。
 ▼
大事な2割を知る。
自分が大切にしている価値観に基づいて生きているかを考え、優先順位をつけて80%の満足感を与えてくれる20%を選ぼう。

14 安全圏から出る

人に親切にしたり勇気ある行動をすれば、自分自身に対する考え方が変わり、自分をより親切で、勇気のある人間だと感じるようになる。
 ▼
やりたかったことをやる。
安全圏(コンフォートゾーン)を超えて冒険し、人に助けてもらったりフィードバックをもらったりして、たとえ失敗しても気にしないこと。

15 感情を味わう

若いころに身につけた考え方を変えるのは難しく、素直に感情を出せない理由がそこにある。
 ▼
人間らしさを受け入れよう。
つらい感情に焦点を置き、開かれた心で受け入れ、しっかり味わうことで、つらさを解消することができる。
 ▼
感情が湧いてきたら、変えようとすることなく、その気持ちに浸ってみよう。
感情を理解したり、変えようとしたりするのではなく、あるがままに受け入れ、その感情に寄り添うようにしよう。

16 一貫性をもつ

言ったことのすべてを実行しているかではなく、どの程度実行しているかが重要。
 ▼
自分の発言を尊重することは、自分自身を尊重することになる。
 ▼
約束を果たす
一週間の終わりに、どの程度実行できたかを振り返ってみよう。
 ▼
自己信頼感が高まり、人から尊敬されるようになったと気づくまでに二週間はかからないだろう。

17 最高の瞬間をつかむ

自分が何者で、これから何をしようとしてるのかという洞察と、将来の困難を切り抜けるための勇気と自信を持つために、最高の瞬間をつかもう。
 ▼
経験したピークエクスペリエンスを一つか二つ思い出してみよう。
そして、どうやったら、もっとピークエクスペリエンスを体験できるかを考えよう。
 ▼
三日間にわたって、一日15分、自分のピークエクスペリエンスを書き出す作業をし、その時感じた感覚や心の動きに意識を向けながら、もう一度その瞬間にいるかのようにイメージをしてみよう。

18 長期的な関係をつくる

長期的な関係は、いつかは「行き詰まり状態」が訪れる。だが、この「行き詰まり状態」は個人的な成長と対人スキル向上のための重要な分岐点である。
 ▼
この「行き詰まり状態」から抜け出し、より強い関係になるために、何をしたか、何ができたかを考えてみよう。
 ▼
次の文の後半部分を考えてみよう
-あの人との関係を5%よくするためには…
-もし私があと5%心をひらけば…
-関係性をさらに親密にするためには…
-もし私があの人を5%多く受け入れれば…
-自分自身との関係をよくするためには…
-人生にもっと愛が流れ込むようにするには…
-別の考え方をするとすれば…

19 親切な行動をする

親切な行動以上に「利己的」な行動はない
=親切な行動を心がけていれば、報酬として、幸せという「究極の通貨」を常に得ることができる
 ▼
まわりの人と多くのものを分かち合い、他人の人生に貢献する以上に満足感を得られる行為はない。
 ▼
どこか1日、ふだんより5つ多く親切な行動をしてみよう。

20 いいところを探す

幸福というのは客観的な出来事で決まるのではなく、出来事をどのように解釈するかという主観的な心の働きによってきまる。
 ▼
どの様な状況でもそこに良い部分を見つけられる人がいる。
他人の成功を自分のことのように喜ぶことができ、挫折をチャンスに変えるコツを知っており、人生を楽観主義で生きている。
=「いいこと探しの名人」になろう。「あら探しの名人」にはなるな。
 ▼
最高の出来事が起きるのではなく、起きたことを最高のものにできる人がいる。
 ▼
今までの人生を、はじめは「あら探しの名人」として、次は「いいこと探しの名人」として書き出してみよう

21 「ありがとう」を言う

お世話になった人に感謝の気持ちを表す手紙を書き、その人を訪問して手紙を読み上げる。
感謝の力は計り知れない。
 ▼
手紙には、その人がしてくれたことを具体的に書き、どのように感じ、どのように感謝しているかを書こう。
そして、その手紙を自分で届けよう。
感謝の手紙は毎週一回、少なくとも一カ月に一回は書きましょう
+感謝している人の名前をリストアップする
+手紙にその人がしてくれたことを書く
+その時の気持ちや、今どう感じているかも書く
+手紙を出す、もしくは自分で届ける

22 回復する

体と心を酷使し続ければ、個人としても社会としても代償を支払うことになる。
定期的に休息し回復する時間を取るだけで、精神科でもらう薬と同じような効果がある。
 ▼
最良の時期から学ぶ
最も満足感が高く、生産的で創造的だった期間を思い出し、最高の自分を引き出すには何をすればよいかを考えてみよう。

23 パートナーシップを築く

いざこざは避けられないものであるだけでなく、長期にわたる良好な関係にとって非常に重要なもの。
それはワクチンのようなもの。小さな争いは二人の関係を維持する能力を高め、関係が行き詰った時にも何とか対処できるような免疫力をつけてくれるもの。
 ▼
ポジティブな関わりとネガティブな関わりの比率が5対1であると、長期にわたって良好な関係を築ける。
重要なのは2つ。
-ネガティブな関わりも重要であるということ。
-ポジティブなことはネガティブなことよりも多くなければならない。
 ▼
カップルの関係の衝突がないとしたら、それはふたりがお互いに重要な問題や相違に向き合っていないということ。
 ▼
プレゼントをする。
「互いに相手から尊敬されようとか受け入れてもらおうとするより、二人の関係のいいところを強めるべきである」
そのために、毎日最低三つの「ちょっとした幸せのプレゼント」をすればよい。
情熱的なキス、クスッと笑えるような思いやりのあるメール、愛しているの一言。心のこもった褒め言葉。

24 解釈を変える

認知のゆがみがあることが分かったら、その出来事に対する考え方を変え、違ったように感じればよい。
 ▼
PRP法を使う
-自分自身が人間であることを許すこと Permission
-状況を再構築すること Reconstruction
-広い視野から見ること Perspective
の3段階を踏む方法
 ▼
自分が人間であることを許し、起こった出来事とそのときにかんじたかんじょうをあるがままに認め、出来事がもたらしたよいことは何かをじっくりと考えて、最後に一歩引いて、その状況を広い視野で眺めてみる。
 ▼
今までの経験からでもいいし、今起きている出来事で試してみるのもいい。

25 子を育てる

困難から安易に子どもを守ってしまうこと
 ▼
結果的には、自信や、失敗から回復する力、人生の意義を知ること、対人関係に関する大切なスキルを身につける機会を奪ってしまうことになる。
 ▼
手を出さない
子どもの人生に介入した場面をリストアップし、それがその子のためになったかどうかを考えよう。

26 これまでを振り返って

ここでいったん振り返ってみよう
 ▼
行動や習慣の変化、考え方の変化について書き出してみよう

27 悲しみにうちかつ

夫を失った時に嘆き悲しんだ女性に比べて、悲しみを表に現さなかった女性は、長期に及ぶ身体的、精神的苦痛にさいなまれる
 ▼
悲しみから回復することによって、以前より人生をずっと有り難く思うようになり、人間関係をよりよいものにして、より打たれ強い人間になることができる
 ▼
マインドフルネス瞑想をする
「マインドフルネス」とは「自分がしていることを十分に理解し、判断や評価なしに今の瞬間をできる限り受け入れるようにすること」
「いま、ここ」に焦点を当て、やっていることを体感し、好き嫌いに関わらず湧き上がる感情を味わうこと。
 ▼
物事を受け入れる練習である。
マインドフルネス瞑想は簡単だが、定期的に行うことは簡単ではない。瞑想によって生活の質を大きく向上させるためには、定期的に行うことが大切。
 ▼
+床か椅子に座る
+できれば首と背中をまっすぐにして、自分が心地いい姿勢を取る
+リラックスして集中できるために、目を閉じてもよい
+呼吸に意識を集中し、静かに、ゆっくりと、深く息を吸い、お腹まで空気が下りるのを感じ、ゆっくりと静かに息を吐き出す。呼吸に合わせてお腹が膨らんだりへこんだりするのを感じる。
+意識が別のところに飛んだら、お腹の動きに集中するように、優しく穏やかに意識を呼び戻す
+ただ「ここにいる」状態を味わうこと

28 期待をコントロールする

ジェームズ・C・コリンズの著書「ビジョナリー・カンパニー2」(日経BP)に書かれている戦争捕虜の話。
 ▼
生き残った捕虜は、自分たちの置かれている過酷な現実を受け止めながらも、最終的には全てうまくいくだろうと希望を失わなかった人々であった。
 ▼
「やる気が最大となるのは、成功する可能性が五分五分の場合である」
 ▼
適切な目標を立てる
すでに持っている目標を5つ思い出そう。
そして、その5つの目標それぞれに、達成可能なレベルとチャレンジのし甲斐があるレベルを書き出してみよう。
そのうえで、達成可能なレベルに修正しよう。
自分を成長させ、かつ現実的である目標を最低二つは取り入れること。

29 自分に優しくする

困難な時期においては、自己信頼感よりも自分に対して思いやりの気持ちを持つ方が効果的である。
 ▼
自分に対する思いやりとは、つらい思いや感情をそのまま受け入れて、困難な事が起きることは仕方がない事だと認め、自分自身を理解し自分に優しくしようとする気持ちのこと。
 ▼
自己愛と他者への愛に違いはない。自分自身に対して厳しいのに、隣人に対して寛容ということはないのである。
深遠な思いやりとは、自己主義が高度に発達した形態に過ぎない。
だから、自己嫌悪が強い人は他者に対して真の思いやりの心をもつことは難しいのだ。それは始まりとすべき土台がないからである。
 ▼
自分を愛する方法を知る
次の文章を完成させよう。あまり考えず、思いつくままに書いてみよう
自分を後5%愛したら、-私は…
-自尊心を高めるためには…
-自分に対してあと5%優しくするためには…
-まわりの人にあと5%優しくするためには…
-わかりはじめてきたことがあります。それは…
『 「『アイ・ラブ・ユー』と言うためには『アイ』を最初に言わなくてはならない」(小説家 アイン・ランド) 』

30 成熟する

齢を重ねることで、知的に感情的にそして精神的に多いに成熟することができる
 ▼
感情や精神が成熟するのに近道はない。
知恵や分別、知性、洞察力は時間と経験によって磨かれる。
 ▼
年配者に話を聞く
失敗や誇りに思っていること、そしてその体験から何を学んだかを尋ね、その話に心から耳を傾けよう。
彼らが話してくれたことを噛みしめた時、そこから何が学べるだろうか?
経験によってしか得られない知恵に、ただ心をひらいて耳を傾けてみよう。

31 本来の自分にもどる

私たちのほとんどは嘘をつくことに大きなストレスを感じる。
接客業など、生活のために笑顔をつくらなければならない職業の人は、うつ症状やストレスに悩まされたり、心循環器系の障害や高血圧などの症状を引き起こしやすい。
 ▼
本来の自分にもどる時間が必要。
=信頼する友人に気持ちを語ったり、心に浮かぶあらゆることを日記に書きつけたり、ただ単に自分の部屋で一人で過ごしたりする時間。
 ▼
次の文章を完成させてみよう
書き終えたら、じっくり見直し、実行に移すことを決めて書きだそう。
-自分の気持ちにあと5%正直になるためには…
-もし私がもっと自分の気持ちに正直になることができれば…
-自分が恐れていることに、あと5%気付くことができれば…
-あと5%本来の自分にもどるためには…

32 「わからない」を受け入れる

「悪い知らせ」よりも「知らせがないこと」のほうが怖い
 ▼
心の奥底では不安を感じることになる。
 ▼
自分たちの無知を心から受け入れることができたら、知らないものに対する不安を、畏敬や驚きという感じに変える準備ができる。
 ▼
ただ歩く
外へ出かけよう。ただゆっくりと時間を過ごすという以外には何も目的をもたないで。
ただ歩くことを習慣にしよう。
明日、突然目が見えなくなってしまうかのように思って、すべてのものを見てみよう。五感を最大限使ってみよう。

33 嫉妬から学ぶ

嫉妬しないようにすることは無理なことであるかもしれないが、その後どのように行動するかを選ぶことはできる。
 ▼
嫉妬を拒絶するか、受け入れるか
 ▼
負の感情を抑制しようとすればするほど、その感情は激しさを増し、私たちを支配してしまう。
いったんなにがしかの感情をもったら、その感情をもった理由を必要とする。
 ▼
妬みの対象を知る
「自分の欠点を認めたくない場合、人は他者にも同じような欠点を見つけようとする」という研究結果がある。
嫉妬や妬みを感じたことを5つリストアップしてみよう。

34 内なる声を聞く

最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれることなく、自分がしたいと思うものを見つける必要がある。
 ▼
「誰にも知られることはない」という魔法にかかる
誰も自分がこの世界でしている素晴らしい行いを知ることはない。そうした世界にいることを想像して、そのうえで、自分がいったい何をするのかを考えてみよう。
 ▼
この状態で考えたものと、今の自分の生き方を比べてみよう。
最も大切なものは何かに気づくための唯一の方法である。

35 自分の感情を理解する

「あるものはそのもの自体であり、それ以外のものではない」
 ▼
物事はそのものとしてあるがままに存在し、誰かが、または世界の全人口が望んだとしても、それを別のものに変えることはできない。
 ▼
「あるものはそのもの自体である」ということを認めずに行動すれば、悲惨な結果を招く。
 ▼
感情も同じである。
いま、自分が感じていることを感じるように受け入れなくてはならない。=現実の尊重が大切。
 ▼
「あるがまま」を感じる
+人間としての自分を許すために瞑想を次の指示に従って行おう。
+椅子に楽な姿勢で座る。横になってもよい。座る時は、楽にリラックスして、床に足がつくようにしよう
+目を閉じて、呼吸に集中する。
+お腹一杯に空気を送り込むように深く息を吸い、吐く。優しく、静かに、ゆっくりと、呼吸をつづける。
+お腹の中まで届く深い呼吸をつづけながら、気持ちに集中して、自分の感情を観察する。
 ▼
自分を許し、あるがままに解き放たれる時間をもとう。
恐れや不安、喜びや幸福感、いろんな感情を自由に持つようにしよう。

36 受け入れる

受容の精神は万能の薬ではない。
 ▼
すべてを完全に受け入れることができる、そして完全に平穏な境地に至ることができるというのは幻想である。
 ▼
自分を受け入れられないこと自体を受け入れてみよう。
 ▼
自分を許す
次の文を完成させてみよう。そして実行に移すことを書き出してみよう。
-自分も人間あると許すならば…
-感情を拒絶した時には…
-あと5%完璧主義者でなくなれば…
-あと5%現実的になれば…
-最善主義者になれば…
-成功したことをあと5%正当に評価するなら…
-失敗を受け入れれば…
-私が恐れていることは…
-私が望んでいることは…
-わかりはじめてきたことがあります。それは…

37 偉業を観察する

すべての成功にはそこに至る過程がある。
偉大な業績をあげた科学者たちも、その過程をみると、自分たちにも達成可能であるという評価をした実験もある。
 ▼
成功者は本当に苦労しているし、自分たちもそこまでやれば何とかできるのではないかと思えるようになる。
 ▼
成功までに道筋をつくる
「達成できないのではないか」と不安を感じている、どうしても達成したい大切な目標を書き出してください。
最後に、目標に到達している様子をイメージし、どの様にして到達したかを書き出してみよう。

38 「ありがたい敵」をつくる

「ときには導き、ときには導かれる」という考え方は男女の関係だけではなく、他のあらゆる親密な人間関係にもあてはめることができる。
 ▼
真の友は、自分に対してありがたい存在であり、敵としての役割も果たしてくれる。
「ありがたい敵」とは、自分の言動に異議を唱えるものの、同時に自分を人として無条件に受け入れてくれる人のことである。
 ▼
対立を解決する
誰かともめた経験を思い出してみよう。そのもめごとが、自分とその人にとって、幸せという「究極の通貨」を与えてくれるものか奪ってしまうものかという視点が考えてみよう。

39 可能性を信じる

自分たちの能力は柔軟で、生きているうちに変えることができる
 ▼
生まれ持った知的能力よりも努力を誉める言葉をかけられたグループの生徒の方が、同じ課題をうまくこなし、より幸せを感じた
 ▼
自分への偏見を破る
幼いころ誰かが言ったことや自分が思ったことで、自分の能力や技能を低く見てしまうようになった経験がないかを考えてみよう。

40 人を伸ばす

子どもたちのもろいプライドを傷つけるかもしれないからと、批判めいたことを言わず、絶え間なく無条件のほめ言葉を与えてきた。
 ▼
高い自己信頼感をもった大人になるどころか、自信のない甘やかされた人間になってしまった。
 ▼
子どもをどのようにほめているか。努力やプロセスに焦点を置いているのか?
しっかりした大人になるための道を示してくれた教師はいるのは?
 ▼
自分の過去の最高の教師を思い出してみよう。
その教師は自分のどんないいところを引き出してくれたか?

41 決断をする

ビジネスとは決断である。決断しなければ失敗もない。
 ▼
つまり、リスクを冒さなければ成長はありえない。成功している会社はどこも、山のような失敗をしている。
そして、失敗から教訓を学んでいくのである。失敗から学べるような環境作りが必要。
 ▼
過去1年間で自分の決断が直接の原因となった失敗の中で、最悪のものを三つ思い出してみよう。
そして、その過ちによって得た学びや気付きを考えてみよう。

42 安心できる場所をつくる

効率的なチームワークは、ゴールが明確で優秀な人材のいる環境下に生まれる。
 ▼
チームワークのいいチームは、より多くのミスを犯すのではなく、より多くのミスを報告する。
つまり、事実を隠さずに、それを明らかにすることができるのが、いいチームである。
 ▼
失敗して学ぶか、学ぶこと自体に失敗するか。
 ▼
うまく統率されたチームでは、心理的な安全性が確保されている。
それは、自分の最高の部分が引き出されるような環境であるということである。

43 親密な関係をつくる

パートナーとのより親密な関係は、心と体が合わさって生まれるものである。
 ▼
性愛適齢期(大人のエロティシズムと感情的なつながりを享受できる時期)は、歳をとればとるほど人は成熟していく。

44 バランスをとる

したいことをすべてしようとするのではなく、大切な分野の中で、どの程度の活動が「ちょうどいい」のかを考えよう。
 ▼
完璧主義者であることを捨て、最善主義者になれ。
 ▼
「ちょうどいい」を採用することで、さらにエネルギッシュになり、物事に集中できるようになる。
 ▼
「あきらめること」を決める。
何をあきらめられるか、何が絶対に必要かを決める。
そして絶対に必要なものを「ちょうどいいリスト」に書き出す。書きいれたことを生活に取り入れた後も、ときどきリストを見直してみよう。

45 お金を理解する

ダニエル・カーネマン(ノーベル経済学賞受賞者)の発見。
それは「富と幸福の間の関連性は低い」ということである。
 ▼
収入が人生の満足度に与える影響は一時的なもの過ぎない。
そして、いったん物質的な富を手に入れると、それを手に入れようと奮闘していた時に比べて精神的にずっと落ち込んでしまう人々がいる。
 ▼
「究極の通貨」を稼ぐ。
毎週できることで、自分に最高の幸せと満足感を与えてくれる活動を5つ選んで、リストをつくってみよう。
そして、そうした活動をするために、いまキチンと時間を使っているのだろうか?
 ▼
また、これらの活動をするのに週あたりいくらお金がかかるのかを見積もってみよう。
自分にとって価値のある活動の多くは、お金がかからず、時間以外のものは必要ないということに気づくかもしれない。
 ▼
「究極の通貨」は手の届くところにある。

46 本当の目標を知る

「セルフ・コンコーダント・ゴール(真の欲求に結びついて目標)」とは、心の奥底にある個人的な信念や強い関心から地球される目標のこと。
 ▼
通常、経済的な目標のほとんどは、自らの欲求に深く根ざしたものではない。
 ▼
まず自分が人生で何をしたいのかを知り、次にその欲求に素直になる勇気をもつことが必要。
 ▼
セルフ・コンコーダント・ゴールを設定する。
セルフ・コンコーダント・ゴールが設定できる人はそうでない人に比べて成功しやすく、より幸せを感じている。
人生にとって重要な分野で心の底から本当にしたいと思うことは何か、自分に問いかけてみよう。
 ▼
外からの要求に受動的に応じていくだけなのか、それとも積極的に自分の人生を作り上げていくのか、よく考える必要がある。

47 天職を見つける

人は仕事を「労働」「キャリア」「天職」の3つのうちの1つとしてとらえている。
 ▼
働くことを「天職」と感じている人々にとっては、働くこと自体が目的である。これらの人々は働きたいから働いている。
 ▼
MPS質問に答える。そして、それぞれの答えに、どういったことが共通してあるかを考えていよう。
-「MEANING(意義)」自分にとって意義あることとは何だろう?何が自分に目的意識を与えてくれるのか?
-「PLEASURE(楽しみ)」自分にとって楽しいとことは何だろう?どういうことをしていると楽しいのだろう?
-「STRENGTH(強み)」自分の強みは何だろう?何が得意だろう?

48 気持ちを切りかえる

人はだれでも「幸せをあまり感じられない時期」を経験することがある。
しかし、こうした時期でも不幸せに過ごさなければならないわけではない。
 ▼
「ハピネス・ブースター(幸福感増幅行動)」を習慣化する。
ちょっとした、しかし確実に全体に変化をもたらす行動がハピネス・ブースター。
毎日のスケジュールに何か一つハピネス・ブースターを組み込んでみよう。

49 深く根を張る

幸福の深さは木の根のようである。
人はみな、今よりもずっと幸せになれる。そして、人々の幸福は主として3つの要因によって決定される。
 ▼
得られる幸福に限界はない。
 ▼
体験を分かち合う。
よいことをきちんと評価することで自分たちは気分がよくなり、もっとその面を広げていこうとする。
 ▼
自分を幸せにしてくれた過去の出来事を順番に話していく。パートナー、または少人数で行おう。

50 心をひらく

最大の障害は、人が「自分には幸福になる価値がない」と考えてしまうこと。
 ▼
「手に入れたいものがあるのなら、自分にはそれを手に入れ、楽しむ価値があると考えなければならない」
人は自分が幸福になる価値があると感じている時のみ、人生の究極の宝物を受け取ることができる。
 ▼
障害を取り除く。
幸せを阻害している者を取り除くために、次の文章を完成させよう。
-私の幸せを妨害しているものは…
-もっと幸せに生きていいと、あと5%強く感じるためには…
-他人の価値観によって生きることを拒否すれば…
-もし私が成功すれば…
-幸せになることを自分に許せば…
-自分の価値を高く評価すれば…
-人生にあと5%多くの幸福をもたらすためには…
-わかりはじめてきたことがあります。それは…

51 未来からいまをながめる

自分が110歳だと思ってみよう。
そして、自分の若い自分自身に何を伝えるか、どんなアドバイスをするのか…。
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人は死に直面して初めて、懸命に人生を生きるようになる。
だが、死の宣告を受ける以前も、人は同じ知恵と能力をもっていた。
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以前から持っていた力で人生は変えられる。
新しい知識を身につけたのではなく、いままでずっと知っていたことにハッキリと気付いただけである。
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内なる賢人に尋ねる。
もっと幸せになるにはどうしたらいいか、現時点で始められることを書き出してみよう。

52 全体を振り返って

全体を振り返って、自分は幸せになるために何を実行したか?何を実行しようとしているかをまとめてみよう。

おわりに 宣言文をつくる

次は筆者のリスト。
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「ポジティブなこと」に焦点をおく
自分が人間であることを許す
理解し、理解してもらう
人生は冒険
共感と思いやりの心をもつ
失敗して学ぶか、学ぶこと自体に失敗するか